フリービット---スマホ上で動作する「エッジ型LLMによる生成AIシステム」を開発
フリービット<3843>は19日、スマホ上で動作する「エッジ型LLMによる生成AIシステム」を開発したと発表。トーンモバイルの家族向け見守りサービス「TONEファミリー」と連携させ、AIが子どものSNS利用の危険度を判断するテクニカルプレビューを公開した。
同社では、スマートフォンを利用した「非中央集権化インフラ」を整備することで、本来のインターネットの形を目指す分散化の推進を行ってきた。2009年には、スマートフォン上で動作するwebサーバーサービスである「ServersMan」を発表し、2022年には、スマートフォン上で動作するEthereum 互換L1ブロックチェーンである「TONE Chain(TONE Coin)」をリリース。そして今回、webサーバー(Edge www)、blockchainノード(Edge blockchain)に続く第三弾として、スマートフォン上で動作する「freebit Edge LLM」を開発し、トーンモバイルのサービスとして実装するテクニカルプレビューを公開するに至った。
「freebit Edge LLM」では、スマートフォンに送られてきたSNSの通知テキストを、通常のキーワードのデータベースなどをもとに判断するフィルターシステムではなく、そのつながり自体をスマートフォン上で動作しているAIが探知し、危険度を判断し、「TONEファミリー」の仕組みを使ってその危険度を見守り側の保護者に通知するシステムを構築する予定。
同社では、さらに「freebit Edge LLM」の精度を上げていくため、web3型ステークホルダーコミュニティ実証実験「One Vision」を利用した利用者参加型の学習データの強化の仕組みなどにも取り組んでいく予定としている。
《HH》
提供:フィスコ