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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4369 トリケミカル研究所

東証P
2,821円
前日比
+19
+0.68%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
21.5 3.19 1.06 42.08
時価総額 917億円
比較される銘柄
東応化, 
レゾナック, 
三菱ケミG
決算発表予定日

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<動意株・18日>(大引け)=HIS、TIS、トリケミカルなど

 エイチ・アイ・エス<9603>=急伸。前週末15日の取引終了後、24年10月期第1四半期(23年11月~24年1月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。今期の経常利益の見通しを72億円から90億円(前期比6.2倍)に引き上げており、材料視されたようだ。第1四半期は旅行事業、ホテル事業が好調に推移した。日本での旅行事業では「初夢フェア2024」のセールが好調だったほか、日本発の海外旅行は代理人取引である手配旅行の割合が想定以上に増加し、収益性が向上した。訪日旅行も円安の追い風を受けて顧客単価が上昇しており、業績予想に織り込んだ。今期の売上高予想については据え置いた。

 TIS<3626>=上値指向で3日続伸。18日、同社とデータ分析特化型のコンサルティングファームである澪標アナリティクス(東京都江東区)が、生成AI導入支援サービスに追加機能を搭載して提供すると発表。今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。生成AIの利用環境を短期間で構築できる「生成AIプラットフォーム」をサービスに追加し、第1弾として、導入検討企業からのニーズが高いナレッジ検索機能の提供を始める。今後、同プラットフォームでは、画像生成や議事録の自動作成機能などさまざまな生成AIによる機能を展開する予定としている。

 トリケミカル研究所<4369>=3日ぶりに急反発し上場来高値更新。前週末15日の取引終了後、24年1月期の連結決算発表にあわせ、25年1月期の業績予想を開示した。今期の売上高予想は前期比32.4%増の148億9000万円、最終利益予想は同51.0%増の37億3000万円とした。大幅な増収増益予想が示されたことを受け、買い安心感が広がったようだ。半導体需要が緩やかに回復するとの見方があるなか、同社は半導体製造用化学化合物の需要増加を見込む。想定為替レートは1ドル=140円とした。24年1月期の売上高は前の期比18.5%減の112億4600万円、最終利益は同48.9%減の24億7000万円だった。トリケミカルは中期経営計画も公表。最終年度となる27年1月期の売上高を226億円、最終利益を56億円とする目標も掲げた。

 明豊エンタープライズ<8927>=切り返し急で一気に昨年来高値更新。前週末15日の取引終了後に発表した第2四半期累計(23年8月~24年1月)連結決算が、売上高108億6800万円(前年同期比3.2倍)、営業利益13億7400万円(同15.4倍)、最終利益8億3500万円(前年同期4600万円の赤字)となり、従来予想の営業利益(9億3100万円)を大きく上振れして着地したことが好感されている。主力の不動産販売事業で、第3四半期以降の販売を予定していた案件を第2四半期に繰り上げて販売を行うこととなったことに加えて、販売済み案件がいずれも想定より高い利益率・利益額を確保できたことなどが要因としている。

 pluszero<5132>=上値追い鮮烈。株式分割発表を材料に前週末に動兆をみせたのに続き、きょうは上げ足を加速させ12.4%高の8550円まで駆け上がる場面があった。同社は人工知能(AI)技術を活用したソリューションの開発・提供・運用を展開するが、人間同様に本質的な言葉の意味を理解するAIという概念を「AEI」と命名し、この研究と実装に傾注している。業績はトップラインの大幅な伸びを背景に利益面も成長期に突入しており、24年10月期営業利益は前期比28%増の20億800万円を予想、なお増額修正含みだ。前週末15日取引終了後には三井物産ケミカル(東京都千代田区)と共同で企業や自治体のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の伴走・支援を行うサービスのリリースを発表、提携戦略による新境地開拓が足もとの株高を後押ししているもようだ。

 ACCESS<4813>=物色人気集中でストップ高。IoTデバイスの開発やクラウドを活用した法人向けIoTソリューションなどを展開している。前週末15日取引終了後に発表した24年1月期決算は営業損益が1億500万円の赤字(前の期は17億700万円の赤字)と赤字幅が大幅縮小した。なお事前予想は3億5000万円の赤字であり、予想からも大きく上振れての着地となった。円安効果もあってネットワーク事業の売上高が過去最高を更新、IoT事業も生成AI関連の引き合いが活発で全体業績に貢献した。更に25年1月期の業績見通しについては営業損益が5億円の黒字化を見込んでおり、業績急改善を材料視する形で投資資金が流入している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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