ネクスグループ Research Memo(7):IoT関連事業の収益拡大と新事業の拡大に注力(1)
■今後の見通し
1. 2024年11月期の業績見通し
ネクスグループ<6634>の2024年11月期の連結業績については、売上高が1,517百万円(前期比89.3%増)、営業利益が159百万円(同211百万円の損失)、経常利益が169百万円(同150百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益が153百万円(同657百万円の損失)を見込んでいる。全社損益の早期黒字化を目指し、IoT関連事業の収益拡大と、新たな収益の柱となる新事業の拡大に注力する。特に、暗号資産・ブロックチェーン事業においては、GameFi領域での躍進が期待される。同社が開発する「NCXC GameFiプラットフォーム」について、2022年12月の東京通信とのアライアンス発表後、2023年5月にライトペーパーを公開、同資料のロードマップでは2023年12月にトークン配布機能をリリース予定としていた。弊社取材においては開発状況に遅延はないとのことから、IR上の開示情報はないものの2024年11月期中のリリースの可能性もあると弊社では見ている。東京通信グループは、ハイパーカジュアルゲームのアプリ分野で急成長している企業である。「NCXC GameFiプラットフォーム」通じてブロックチェーンゲームが供給されることで、より多くのユーザー獲得や他企業とのアライアンス促進が期待される。2024年11月期の業績予想は確度の高い数値見通しであることや、計画に対する足元の進捗が順調であることから、達成の蓋然性は高いと弊社では考える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
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提供:フィスコ