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話題株ピックアップ【夕刊】(2):クレスコ、一工薬、ディスコ

■クレスコ <4674>  2,050円  +30 円 (+1.5%)  本日終値
 クレスコ<4674>は8連騰。26日の取引終了後、ITインフラの設計構築・運用などを手掛けるジェット・テクノロジーズ(東京都新宿区)の株式を取得し子会社化すると発表した。事業への好影響を期待した買いが入ったようだ。ジェット・テクノロジーズの子会社化により、グループとしてのITインフラ関連業務の対応力を強化する。株式譲渡は4月1日を予定する。

■第一工業製薬 <4461>  3,500円  +40 円 (+1.2%)  本日終値
 第一工業製薬<4461>が反発し、昨年来高値にツラ合わせした。27日午前10時、分散安定性や耐熱性に優れたカーボンナノチューブ分散液を開発したと発表。これを材料視した買いが株価を押し上げた。今回開発した「エレクセル PCC シリーズ」はカーボンナノチューブのバンドル径が汎用品よりも細く、導電性も高い。電子機器に塗布することで電磁波の遮へい機能を付与できるほか、高容量リチウムイオン二次電池用の導電剤として使用することで、電池の長寿命化を可能にするという。

■丸大食品 <2288>  1,654円  +14 円 (+0.9%)  本日終値
 丸大食品<2288>はしっかり。26日の取引終了後、25年3月期第1四半期連結決算において約20億円の固定資産売却益を特別利益に計上すると発表した。東京都足立区にある旧営業所跡地を売却する。譲渡先は非開示。

■日本カーボン <5302>  5,300円  +40 円 (+0.8%)  本日終値
 日本カーボン<5302>が5日ぶり反発。26日の取引終了後、韓国の大手電炉メーカーKISCOとその持ち株会社KISCO Holdingsとの間で資本・業務提携を締結したと発表。これが手掛かりとなった。KISCOは日本カーボンの主要な取引先の1社。今回の提携によって関係をより強固なものとするとともに、両社のノウハウを結集して鋼材製造時の黒鉛電極消費量を抑制するなど、黒鉛電極の品質の改善に取り組む。

■ディスコ <6146>  47,240円  +290 円 (+0.6%)  本日終値
 ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体関連株の一角が買われた。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数、S&P500指数いずれも軟調な値動きとなったが、マイクロンテクノロジー<MU>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>などをはじめ半導体関連が買われており、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も上昇に転じた。東京市場では前日に半導体主力株が総じて利益確定売りに晒される格好となったが、きょうは米半導体株高を受け押し目を拾う動きも観測される状況にある。外国為替市場では1ドル=150円台で円安水準でのもみ合いとなっており、これも追い風材料として意識されやすい。

■フクシマガリレイ <6420>  5,710円  +20 円 (+0.4%)  本日終値
 フクシマガリレイ<6420>が3日ぶりに反発した。26日の取引終了後、厨房機器の製造を手掛けるエコメック(東京都大田区)の株式を取得し、同社を子会社化するとともに、エコメックの完全子会社である日本洗浄機(同)を孫会社化すると発表。これが株価の支援材料となったようだ。エコメックと日本洗浄機は外食産業向けに食品洗浄機や自動調理機器の製造・販売を手掛けている。両社がグループに参画することで、ノウハウや経営資源の相互活用を通じ、事業領域と事業規模の拡大が見込めるとしている。

■INPEX <1605>  1,990円  +6 円 (+0.3%)  本日終値
 INPEX<1605>はしっかり。26日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限が前週末比1.09ドル高の1バレル=77.58ドルと上昇した。イエメンの親イラン武装組織フーシによる商船に対する攻撃が続いているほか、イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘休戦を巡っては、合意に向け不透明感も強く、中東情勢の緊迫を背景に原油価格は底堅い動きとなっている。

■楽天グループ <4755>  771.7円  -16.3 円 (-2.1%)  本日終値
 楽天グループ<4755>が反落した。日本経済新聞電子版が26日の取引終了後、「楽天グループは同社のインターネット通販サイト『楽天市場』における月額の出店料を約3割引き上げる」と報じた。出店料引き上げによる収益性の改善効果を見込んで買い向かう姿勢は広がらず、店舗数の減少による業績面での悪影響を懸念した売りが膨らんだようだ。報道によると、楽天市場の出店料は2008年以降、16年間据え置かれていた。人件費や電気代の上昇などに対応するほか、店舗運営支援を強化して利便性を高めるため、24年6月から適用するという。

■AppBank <6177>  153円  +50 円 (+48.5%) ストップ高   本日終値
 AppBank<6177>がストップ高。26日の取引終了後、3月29日開催予定の定時株主総会で付議する取締役の候補者を決定したと発表。新たな取締役候補の一人としてクオンタムリープ(東京都港区)の中村智広社長を挙げており、これを材料視した思惑的な物色が向かったようだ。クオンタムリープは、ソニー元会長の出井伸之氏が設立したベンチャーキャピタル。取締役候補者の決定とあわせ、代表取締役の異動を明らかにした。村井智建社長の取締役退任に伴い、現取締役の白石充三氏が3月29日付で代表取締役に就任する。

■REVOLUTION <8894>  23円  +6 円 (+35.3%)  本日終値
 26日に業績修正を発表。「今期経常を一転黒字に上方修正」が好感された。
 REVOLUTION <8894> [東証S] が2月26日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年10月期の連結経常損益を従来予想の1.9億円の赤字→3.8億円の黒字(前期は4億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。
  ⇒⇒REVOLUTIONの詳しい業績推移表を見る

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