<動意株・20日>(前引け)=東洋炭素、3DM、佐鳥電機
東洋炭素<5310>=上値指向を強め7000円大台乗せ。2008年6月以来の高値圏に突入した。20日午前10時に、中期経営計画に関する資料を開示した。同社は14日に、28年12月期の売上高を880億円(24年12月期見通しは540億円)、営業利益を220億円(同109億円)に伸ばすことを目標とする中期経営計画の概要を公表していたが、今回の資料ではより具体的な方策が示された。SiC(炭化ケイ素)半導体関連の強い需要を背景とした事業の成長性の高さが改めて意識され、成長期待の資金が流入したようだ。特殊黒鉛製品においては、SiCウエハー向けはグローバルでの販売網をもとに、欧米・中国で確固たるポジションの構築を目指すほか、需要拡大に備えて生産体制の強化も検討する。また、SiCコーティング黒鉛製品など「複合材その他製品」関連では、一段の生産能力の増強によりコア付加価値事業の売上高を5年で約2倍の規模に拡大させる計画を示している。
スリー・ディー・マトリックス<7777>=大幅高で3日続伸。19日の取引終了後、自己組織化ペプチド技術を用いた炎症性腸疾患などに関する特許が日本で成立したと発表しており、好材料視されている。同特許技術は、久留米大学と共同で出願していたもので、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患などに起因する腸管の治療および予防を目的とする自己組織化ペプチドを含有する医薬組成物を広く保護する。同社は今後、日本及び欧州において現在進行中の医師主導特定臨床研究に加えて複数の研究を行い、早期にProof Of Concept(POC)を取得することを目指し、POC取得後には本格的な開発を開始する。なお、同件による24年4月期業績及び中期経営計画への影響はないとしている。
佐鳥電機<7420>=急速人気化。NEC製品などの取り扱いを主力とする半導体商社で、自社独自製品の開発・販売も行うほか、ソリューションビジネスにも展開し利益成長力が高い。M&Aによる業容拡大にも積極的で、19日取引終了後、オランダの半導体設計会社であるMAGnetIC Holdingの株式80%を取得し子会社化することを発表した。佐鳥電機の強固な顧客基盤や営業力との融合でシナジーを生み出す狙い。これによる中期成長力の向上に期待した買いを引き寄せている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
スリー・ディー・マトリックス<7777>=大幅高で3日続伸。19日の取引終了後、自己組織化ペプチド技術を用いた炎症性腸疾患などに関する特許が日本で成立したと発表しており、好材料視されている。同特許技術は、久留米大学と共同で出願していたもので、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患などに起因する腸管の治療および予防を目的とする自己組織化ペプチドを含有する医薬組成物を広く保護する。同社は今後、日本及び欧州において現在進行中の医師主導特定臨床研究に加えて複数の研究を行い、早期にProof Of Concept(POC)を取得することを目指し、POC取得後には本格的な開発を開始する。なお、同件による24年4月期業績及び中期経営計画への影響はないとしている。
佐鳥電機<7420>=急速人気化。NEC製品などの取り扱いを主力とする半導体商社で、自社独自製品の開発・販売も行うほか、ソリューションビジネスにも展開し利益成長力が高い。M&Aによる業容拡大にも積極的で、19日取引終了後、オランダの半導体設計会社であるMAGnetIC Holdingの株式80%を取得し子会社化することを発表した。佐鳥電機の強固な顧客基盤や営業力との融合でシナジーを生み出す狙い。これによる中期成長力の向上に期待した買いを引き寄せている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS