不二精機---23年12月期は増収、精密成形品その他事業が2ケタ増収
不二精機<6400>は14日、2023年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比5.5%増の82.63億円、営業利益が同12.0%減の4.24億円、経常利益が同20.8%減の3.97億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同31.3%減の2.32億円となった。
射出成形用精密金型及び成形システム事業の売上高は前期比5.5%減の30.39億円、セグメント利益は同9.6%減の2.25億円となった。自動車部品用精密金型の売上高が減少し、また主力製品であり利益率の高い医療機器用精密金型の売上高が前連結会計年度に比べ減少するなどした。
精密成形品その他事業の売上高は前期比10.6%増の53.20億円、セグメント利益は同1.9%減の2.04億円となった。主力製品である自動車部品用成形品は東南アジア市場を中心に中期的な受注があったが、品質管理体制強化の影響が生じた。
2024年12月期通期については、売上高が前期比3.9%増の85.82億円、営業利益が同9.1%減の3.86億円、経常利益が同10.6%減の3.55億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.7%減の2.26億円を見込んでいる。
《HH》
提供:フィスコ