ミマキエンジニアリング---3Qは増収・2ケタ増益、TA市場向けが2ケタ増収
ミマキエンジニアリング<6638>は14日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.7%増の548.26億円、営業利益が同26.2%増の39.46億円、経常利益が同22.9%増の34.17億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同24.5%増の24.37億円となった。
SG(サイングラフィックス)市場向けの売上高は216.13億円(前年同期比1.4%増)となった。本体は、フラグシップモデルの販売が増加した一方で、旺盛な需要に加え海上輸送リードタイムの改善によりバックオーダーの解消が始まり高水準な販売となった前年同期と比べ、既存モデルの販売が減少したものの、インクの販売は好調に推移したことに加え為替のプラス影響もあった。
IP(インダストリアルプロダクツ)市場向けの売上高は146.95億円(同0.4%減)となった。小型FB(フラットベッド)機を中心に、新製品の販売が拡大した前年同期との比較で減少したものの、インクの販売増及び為替のプラス影響もあった。
TA(テキスタイル・アパレル)市場向けの売上高は66.63億円(同30.6%増)となった。当期から投入した新製品が先進国を中心に好調な販売となり、インクの販売も堅調に推移した。
FA(ファクトリーオートメーション)事業の売上高は33.52億円(同0.8%増)となった。前年同期が需要増により好調だった基板検査装置や、半導体製造装置の販売が減少した一方で、FA装置、基板実装装置、金属加工の販売が増加した。
2024年3月期通期については、売上高が前期比8.8%増の768.00億円、営業利益が同14.1%増の48.40億円、経常利益が同12.9%増の42.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.6%増の31.60億円とする11月14日発表の修正計画を据え置いている。
《SO》
提供:フィスコ