ソニーＧが急落、今期最終益予想上方修正も「ＰＳ５」の販売計画は引き下げ

　ソニーグループ<6758>が急落している。１４日の取引終了後、２４年３月期第３四半期累計（４～１２月）の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益予想を８８００億円から９２００億円（前期比８．５％減）に引き上げた。同時に、未定としていた期末配当予想は４５円とし、完全子会社のソニーフィナンシャルグループ（ＳＦＧＩ）の上場に向けた具体的な準備を始めると公表した。一方で、ゲーム機「ＰＳ５」の販売台数予想を引き下げており、物足りなさが意識されたようだ。

　今期の売上高の見通しは１０００億円減額し、１２兆３０００億円（前期比１２．１％増）に修正した。ゲーム・ネットワークサービス分野での売上高予想を２１００億円減額した。半面、金融分野ではソニー生命における運用益が増加。ソニーペイメントサービスの一部株式の譲渡による影響もあって収益が上振れする。年間配当予想は８５円（前期比１０円増配）となる。

出所：MINKABU PRESS