NSW---3Qは増収・2ケタ増益、4セグメントいずれも増益を達成
NSW<9739>は13日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.9%増の349.08億円、営業利益が同22.3%増の41.47億円、経常利益が同22.0%増の41.98億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同26.4%増の29.37億円となった。
エンタープライズソリューションの受注高は前年同期比4.9%増の118.82億円、売上高は同22.3%増の113.23億円、営業利益は同39.4%増の14.36億円となった。売上高は、小売業向け開発とシステム機器販売、金融業向けのシステム開発が増加したことで増収となった。利益は、増収に伴う売上総利益の増加と収益性の高い案件の貢献により増益となった。
サービスソリューションの受注高は同3.1%減の89.10億円、売上高は同1.1%増の92.90億円、営業利益は同45.9%増の4.33億円となった。売上高は、クラウド・インフラサービス分野のクラウド構築案件やデータマネジメント分野が堅調に推移し増収となった。利益は、プロジェクト管理の強化による収益性の改善により増益となった。
エンベデッドソリューションの受注高は同11.2%増の79.86億円、売上高は同8.4%増の76.54億円、営業利益は同12.0%増の11.99億円となった。売上高は、オートモーティブ、モバイル、設備機器の各分野を中心に好調に推移し増収となった。利益は、増収に伴う売上総利益の増加により増益となった。
デバイスソリューションの受注高は同0.5%減の62.69億円、売上高は同6.3%増の66.39億円、営業利益は同8.5%増の10.79億円となった。売上高は、半導体設計・開発・評価分野がそれぞれ堅調に推移し増収となった。利益は、増収に伴う売上総利益の増加により増益となった。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比5.0%増の485.00億円、営業利益は同3.9%増の56.00億円、経常利益は同3.8%増の56.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同3.4%減の39.50億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ