神戸物産 Research Memo(10):事業拡大のための資金を確保しつつ、経営成績に応じた利益還元を実施する方針
■株主還元策
株主還元策として、神戸物産<3038>は経営成績に応じた配当金のほかに、株主優待制度を導入している。また、個人投資家が取得しやすいように株式分割も適宜実施してきた。配当金に関しては事業拡大のための資金を確保しつつ、経営成績に応じた安定配当を行うことを基本方針としている。2023年10月期の1株当たり配当金は、前期と同額の22.0円(配当性向23.5%)にすることを決定した。配当性向の基準は設けていないものの、前期実績と同等以上の水準を維持する方針であり、2024年10月期は同1.0円増配の23.0円(同23.6%)を予定している。
また、株主優待の内容については毎年10月末の株主に対して、保有株式数や継続保有年数に応じて「JCBギフトカード」を贈呈している。100株以上1,000株未満保有で継続保有年数が3年未満の株主に対しては1,000円分、3年以上継続保有すれば3,000円分のJCBギフトカードが贈呈される。なお、「業務スーパー」では大半の店舗でJCBギフトカードが利用できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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提供:フィスコ