アクシスコンサルティング---2Qは人材紹介が牽引して増収
アクシスコンサルティング<9344>は13日、2024年6月期第2四半期(23年7月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.4%増の21.20億円、営業利益が同17.1%減の3.65億円、経常利益が同16.7%減の3.65億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同27.1%減の2.14億円となった。
人材紹介の売上高は前年同期比5.7%増の14.64億円となった。市場の変化に対応し、コンサルティングファームの若手層を中心とした施策からマネージャー以上への対応強化に切り替えた効果が見え始め、マネージャー以上の決定割合が増加した。当第2四半期の入社決定人数は、施策切替の効果がまだ本格化に至っておらず前第2四半期比で微増にとどまったが、平均年収は第1四半期に比べて上昇し、また、平均手数料率もマネージャー以上に対する旺盛な採用意欲を反映して上昇傾向となったことで、当第2四半期の平均売上単価は前年同期並みの水準に上昇した。
スキルシェアの売上高は前年同期比7.2%減の6.55億円となった。「フリーコンサルBiz」が、主要顧客であるコンサルティングファームのニーズが変化するなか、フォロー体制を整備して対応に取り組んでいるが、顧客ニーズに即したサービス開発には一定の時間を要する。
2024年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比18.0%増の51.23億円、営業利益が同20.0%増の8.08億円、経常利益が同25.2%増の8.06億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.5%増の4.87億円とする期初計画を据え置いている。
《SO》
提供:フィスコ