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来週の為替相場見通し=ドル円は150円台を巡る攻防か

 来週のドル円相場は、150円台が視野に入るなか売り買いが交錯する展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=148円00銭~151円00銭。

 日銀の内田真一副総裁が8日の講演で「マイナス金利を解除しても、どんどん利上げをしていくようなパス(経路)は考えにくい」などと述べ、植田和男総裁は9日の衆院予算委員会で「緩和的な金融環境が続く可能性が高い」との見解を改めて表明した。一方で、前週から今週にかけて発表された米経済指標で米景気の強さが相次いで示され、米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ観測は一段と後退している。日銀が金融緩和策の正常化に踏み出したとしても引き締めには慎重な姿勢を貫くとみられ、日米金利差が開いた状態が当面続くとの見方から円が売られやすくなっている。ただ、150円台に乗せると日本政府・日銀による円買い介入が警戒され、ドル円相場が失速する可能性がある。また、来週に発表される米経済指標が市場予想を下回った場合もドル買いが鈍りそうだ。

 来週に海外で発表される主な経済指標は、13日に1月の米消費者物価指数(CPI)と2月のユーロ圏ZEW景況感調査、14日に23年10~12月期のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値と12月のユーロ圏鉱工業生産、15日に1月の米小売売上高と1月の米鉱工業生産、16日に1月の米卸売物価指数(PPI)と2月のミシガン大学消費者態度指数(速報値)など。国内では15日に10~12月期GDP(速報値)と12月の鉱工業生産(確報値)が公表される予定となっている。

出所:MINKABU PRESS

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