アドバンクリエ Research Memo(11):配当性向は50%以上が目安、株主優待も含めた総投資利回りは6%の水準
■株主還元策
アドバンスクリエイト<8798>は、株主還元に積極的な企業として評価される。配当政策は「将来の成長戦略を遂行していくための原資となる内部留保の充実に努めるとともに、業績に応じた配当の実施等により、株主価値を高める」ことを基本方針としており、配当性向で50%以上を目標としている。2023年9月期の1株当たり配当金は業績が悪化したにもかかわらず、期初計画どおり前期比2.5円増配となる35.0円(前期は上場20周年記念配当2.5円を実施のため、普通配当では5.0円の増配)とした。2024年9月期も同額の35.0円(配当性向85.2%)とする予定だ。
株主優待制度も導入しており、9月末時点で100株以上を保有する株主に対して、2,500円相当のカタログギフトと福利厚生サービス「保険市場Club Off」の利用権を贈呈している。現在の株価水準(2023年12月27日終値985円)で単元当たり総投資利回りを計算すると、福利厚生サービスを除いたベースで約6%の水準となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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提供:フィスコ