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4718 早稲田アカデミー

東証P
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早稲田アカデミー---3Q増収・2ケタ増益、期中平均塾生数は堅調に推移


早稲田アカデミー<4718>は31日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.3%増の240.19億円、営業利益が同22.1%増の20.05億円、経常利益が同22.7%増の20.47億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同36.0%増の14.08億円となった。

同社グループは、「子どもたちの未来を育む独自の価値を提供し続け、教育企業No.1を目指す」という企業目標実現に向けて、教育理念の徹底実践による質の高い教育の提供に努めてきた。教務面では、難関校受験指導における教務体制の強化・カリキュラムのメンテナンス、実践力強化に向けたコースの拡充を図るとともに、志望校別対策講座においてもより一層のきめ細かい指導に注力してきた。また、中期経営計画の主要な取り組みに掲げた「大学受験部の新領域を開拓」するため、ナガセが運営している東進衛星予備校ネットワーク・東進中学NETに新たに加盟した。2024年3月に池袋東口校、渋谷南口校、御茶ノ水駅前校、たまプラーザ北口校の4校の新規開校を予定しており、来期以降も順次開校を進める予定。経営上の重要課題である人材の採用については、全社を挙げて内部リクルートの強化に一層取り組むとともに、2023年10月には、教育にかかわる4領域(学校・塾・出版・EdTech)の10法人が集まり、教育業界への就職に興味を持つ学生に向けたイベント、「教育×就活EXPO」を開催した。校舎運営としては、塾生数が順調に伸長している武蔵浦和校において、2023年10月に移転・大幅増床を実施し、新たに中学部を開設した。

当第3四半期累計期間における期中平均(4月-12月)塾生数は、47,545人(前年同期比1.0%増)と堅調に推移した。学部別では、小学部27,901人(同1.8%増)、中学部17,165人(同0.1%減)、高校部2,479人(同0.2%減)と、小学部が全体を牽引した。費用面では、期首に給与水準の引き上げを実施したものの、ICT活用による業務効率効果の寄与や来年度の集客に向けた広告宣伝費や販売促進費の予算執行の一部後ろ倒しにより、売上原価・販売管理費合計の売上高構成比率は前年同期を下回って推移した。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.1%増の332.28億円、営業利益が同10.8%増の26.59億円、経常利益が同10.8%増の26.93億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.1%増の16.62億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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