日経平均は86円高、寄り後はもみ合い
日経平均は86円高(9時5分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。先週末の米株式市場でダウ平均が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=148円20銭台と、先週末26日15時頃と比べ40銭ほど円安・ドル高水準と、円安傾向が継続していることが東京市場で安心感となった。さらに、日経平均が先週末26日に500円近く下落したことから、押し目待ちの買いも入りやすかった。一方、先週末の米株式市場で、ナスダック総合指数などダウ平均以外の主要指数が下落したことが東京市場で株価の重しとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3%近い下落となったことが、東京市場で半導体関連株などの買い手控え要因となった。また、今週は内外主要企業の23年10-12月期決算発表が本格化するほか、31日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。
《SK》
提供:フィスコ