ソフトバンクGは売り優勢も押し目買い観測、アリババ株売却で1兆円超の特別利益計上
ソフトバンクグループ<9984>は、全般軟調地合いのなかで売りに押される展開となっているが、下値では押し目買いも観測される。同社は25日取引終了後、24年3月期の単独決算で投資有価証券売却益1兆2592億円を特別利益として計上することを発表した。これまで行われてきた先渡し売買契約で、保有するアリババ<BABA>株式を差し出すことによって資金調達をしてきたが、段階的に実施してきた現物決済が今年1月にすべて完了したため。足もと株価材料的には消化難で大きな反応は見せていないが、1月中旬以降に日経平均株価の上昇に連動した上値追いトレンドを形成しており、5日移動平均線をサポートラインとした下値切り上げ波動が維持されるかが注目される。
出所:MINKABU PRESS
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