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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9418 UNEXT

東証P
4,940円
前日比
-20
-0.40%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
17.8 3.63 0.85 70.84
時価総額 2,970億円
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USEN-NEXT HOLDINGS---1Qは2ケタ増収増益、全てのセグメントで利益が順調に増加


USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は11日、2024年8月期第1四半期(23年9月-11月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比15.3%増の737.24億円、営業利益が同63.0%増の74.78億円、経常利益が同71.1%増の73.21億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同79.4%増の41.98億円となった。

コンテンツ配信事業の売上高は前年同期比37.2%増の254.35億円、営業利益は同16.5%増の21.77億円となった。当第1四半期において、「U-NEXT」は、「Paravi」とのサービス統合、「VIVANT」「みなと商事コインランドリー2」などTBS、テレビ東京の放送中ドラマやバラエティ、ラ・リーガなどの欧州サッカーや国内外の格闘技やゴルフツアー、さらには「バレーボールネーションズリーグ」「アジア大会中国・杭州」などイベント型のスポーツコンテンツも好調に推移し、2023年9月30日時点で有料会員数400万人を突破し、その後も順調に有料会員数を伸ばしている。更に、動画配信サービス各社がオリジナル映画・ドラマの制作に注力する中、「U-NEXT」はIP戦略の一環としてオリジナル書籍やオリジナルコミックの配信を行ってきた。2023年10月にはオリジナルコミックレーベル「U-NEXT Comic」として縦スクロールマンガの提供を開始した。

店舗サービス事業の売上高は前年同期比8.9%増の167.35億円、営業利益は同6.4%増の26.16億円となった。当第1四半期において、USENでは、「お店の未来を創造する」をミッションに掲げ、店舗運営に必要な店舗DXをトータルサポートすることに注力し、顧客の課題解決に向けた取り組みを推し進めてきた。今般新たに開業した大型施設等へ放送設備を一括導入するなど売上増加に寄与した。WannaEatでは、110種類以上のフードブランドを揃えた食のセレクトショップ「WannaEat」を展開し、新フードブランドの創出によって加盟店や顧客利用の拡大を図っている。また、2023年9月1日にはToremoroを子会社化し、フードデリバリーオーダーの一元管理サービス「Orderly」を自社サービスのラインアップに加えた。

通信事業の売上高は同15.5%増の154.57億円、営業利益は同35.8%増の17.63億円となった。当第1四半期においては、法人向けサービス、回線取次や自社光回線サービスが堅調に推移した。USEN NETWORKSでは、自社で提供する法人向け光回線「USEN光plus」の新規獲得が引き続き安定的に増加しており、ワンショット型の手数料獲得モデルからランニング収益獲得モデルへのシフトが図れている。また、USEN ICT Solutionsでは、複合施設やホールのネットワーク機器導入からインターネット環境構築まで一括して請け負うなどの大型案件を受注するなど、収益増加に寄与した。

業務用システム事業の売上高は同27.0%増の52.87億円、営業利益は同152.6%増の10.44億円となった。当第1四半期においては、2023年10月インボイス制度導入に伴う対応、また2024年7月に新紙幣が発行開始されることを受けて、多くの施設で新紙幣対応機器への入れ替え、新規導入ニーズが顕在化し、前四半期に引き続き売上を伸ばした。ホテルでは、国内旅行の活況、訪日外国人の復調により宿泊客が増加しており、インバウンドの獲得のための多言語対応や人手不足時代の省人化のニーズを敏感に捉えるなど、顧客の課題に積極的に対応してきた。病院・クリニックにおいては、人手不足や働き方改革から十分な受付窓口スタッフの配置が難しい状況や非対面での受付対応、更に省スペースというニーズに対し、新たに小型のセルフレジの販売を開始するなど、支払い方法の多様化と省人化に対応している。

エネルギー事業の売上高は同10.5%減の119.47億円、営業利益は同439.6%増の16.41億円となった。当第1四半期において、U-POWERでは、2023年11月1日より家庭向けの再生可能エネルギー電力プラン「GREENホーム」を開始した。これまで企業向けに実質再生可能エネルギーの高圧・低圧電力の販売を行ってきたが、今回新たに家庭向けにも販売することで、日本国内の再生可能エネルギーの普及に貢献し、持続可能な社会の実現に向けて社会的責任を果たしていくとしている。

2024年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.6%増の3,000.00億円、営業利益が同11.3%増の240.00億円、経常利益が同14.3%増の233.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.4%増の121.00億円とする期初計画を据え置いている。

《HH》

 提供:フィスコ

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