レーザーテクは強弱観対立、25日線足場に切り返せるか否か目先正念場に
レーザーテック<6920>は強弱観対立のなか前日終値近辺で売り買いを交錯させている。前日は米半導体株安を引き継いで利食い急ぎの動きが表面化、マドを開けて5%超の大幅安を余儀なくされた。ただ、テクニカル的に重視される25日移動平均線をサポートラインに踏みとどまり、リバウンドのタイミングをうかがっている。逆に同移動平均線を明確に下抜けると昨年9月下旬以降の強力な上昇トレンドにいったん終止符が打たれる可能性もあり目先正念場を迎えている。昨年秋口以降の株価急伸に伴い足もと過熱感が意識されている。一方、生成AIの市場急拡大に伴うデータセンター増設やEV向けなどを中心に世界の半導体需要が今年4~6月期を境に好転するとの見方が強まっており、マスク検査装置やマスクブランクス検査装置で独占的商品シェアを有する同社にとっても追い風が強まる可能性があり、中長期スタンスの買いニーズは根強いようだ。
出所:MINKABU PRESS
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