エヌリンクス Research Memo(7):非NHKビジネスは太陽光やBPOを中心に拡大中
■業績動向
1. 2024年2月期上期の業績概要
エヌリンクス<6578>の2024年2月期上期の連結業績は、売上高1,846百万円(前年同期比17.2%減)、営業利益72百万円(同26.3%増)、経常利益71百万円(同27.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益40百万円(前年同期は16百万円損失)となり、期初に発表した会社計画の売上高1,692百万円、営業利益23百万円を超過達成した。NHK関連業務が2023年9月に終息することに伴い、売上高は前年同期比で2ケタ減収となったが、営業利益は増益となった。
主要事業別に業績を見ると、NHK事業を含むセールスプロモーション事業の売上高は844百万円(前期比38.6%減)、営業利益は7百万円(同96.8%減)とNHK事業の売上高が大きく減少したことが影響したが、メディア事業は売上高が982百万円(同20.3%増)、営業利益が154百万円(同116.3%増)と大幅な増収増益となり、NHK事業の終息に伴うネガティブ影響を吸収した。また、前期に赤字を計上していたアプリ事業が、事業縮小に伴い赤字幅が圧縮されたことも、利益面ではポジティブに働いた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
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提供:フィスコ