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8119 三栄コーポレーション

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三栄コーポ Research Memo(4):2024年3月期第2四半期は、店舗・工場の構造改革の進捗により大幅増益


■業績動向

1. 2024年3月期第2四半期の業績概要
三栄コーポレーション<8119>の2024年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が17,048百万円(前年同期比6.3%減)、営業利益が459百万円(前年同期は285百万円の損失)、経常利益が560百万円(同238百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が510百万円(同283百万円の損失)と、売上高・各利益ともに期初の計画を上回った。

売上高に関しては、服飾雑貨事業が前期比で1,888百万円増となったものの、家具家庭用品事業が同2,978百万円減となり、全社として減収となった。服飾雑貨事業では、外食・旅行などサービス消費の増加に加えてインバウンド需要の回復を背景に、外出・トラベル関連商材の需要が増えた。一方で家具家庭用品事業では、コロナ禍に旺盛であった巣ごもり需要の剥落に加え、海外拠点において欧州景気低迷の影響もあり減収となった。家電事業では、理美容家電などが好調に推移した一方で、調理家電が巣ごもり需要縮小の影響を受け減収となった。全体としてアフターコロナ期に入り外出関連商品(旅行・理美容など)の需要増はあったものの、巣ごもり需要の減退の影響が上回り、わずかに減収となった。

売上総利益は前年同期比8.9%増となり、売上総利益率が3.8ポイント上昇の27.3%となった。これには服飾雑貨事業での増収や構造改革の進捗等による利益改善、家電事業での自社工場における生産効率の改善等が寄与している。販管費は、店舗経費の減少やグループ基幹システムに係る減価償却費の減少などにより、同364百万円減、同8.0%減と抑制した。これにより営業利益は、同744百万円増の459百万円と大幅増益を達成した。経常利益も、営業損益の黒字化や為替差益により大幅に改善。親会社株主に帰属する四半期純利益は、同794百万円増の510百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《SI》

 提供:フィスコ

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