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5580 プロディライト

東証G
1,081円
前日比
+1
+0.09%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.9 2.41
時価総額 17.7億円
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決算発表予定日

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プロディライト Research Memo(5):優位性の高いクラウドPBX「INNOVERA」


■事業概要

3. 業界ポジションとプロディライト<5580>の強み
音声通信サービスにおいて、固定通信の契約数減少が続く一方、モバイルや同社の扱う0ABJ番号をIPで使える0ABJIP電話が伸びを継続している。そのなかでクラウドPBX市場は、法人向け固定電話サービスが頭打ちとなるなか、強い伸びを続けていると言われている。テレワークの定着やフリーアドレス化などのオフィス環境の変化や、企業のBCP対策の強化などを背景に、足元では、ハードウェアとしてのビジネスフォンやPBXから、固定電話とモバイルを融合させたソフトフォンやクラウドPBXへとシステム面でのシフトが進み、直収型電話サービスや加入電話などのアナログ/ISDNから、050IP電話や0ABJIP電話などIP電話への回線面でのシフトが続いているため、今後も着実に成長してくことが見込まれている。特にシステム面でハードウェアオンリーの企業が依然8割ほどあり、便利なクラウドPBXへの急速なシフトが予測されている。

法人向け音声通信サービスという切り口においても、システムを提供する企業は幅広い。電話機交換機やハードウェア型のシステムを提供している企業は重電メーカーなど大手企業に多く、モバイルで固定電話のシステムを使えるようにしたFMC(Fixed Mobile Convergence)型はモバイル大手、よりクラウドを活用したオフィス用途型やスマートフォン特化型、高機能が必要なクラウドCC※1システム型は新興企業が多くなっている。なかでも同社が属するオフィスなど一般企業向けクラウドPBX市場は新興の小規模企業が多く、上場企業としてのスケールがあり、かつ回線も端末・アプリもオールインワンで提供できる企業は同社のみで、大きな強みとなっている。また、同社の「INNOVERA」は、FMC型に対しては固定電話とモバイルの単純な融合以上の機能を提供することができ、スマートフォン特化型に対しては固定電話の番号や機能をそのまま利用できるうえ新たに番号を増やすこともできる。クラウドCCシステム型に対しては高度な専用システムが必要なく、電話交換機型やH/W※2 CCシステム型に対してはハードウェアの設置場所や専門知識、メンテナンス、導入コストなどの面で優位性がある。このように同社の「INNOVERA」は様々なシステムに対して強みを発揮しているが、特に強みと言えるのは、ワンストップ・ソリューション、ユーザー目線で開発したことによるユーザビリティ、他社システムとの連携におけるフレキシビリティ―の3つだと思われる。

※1 CC:コールセンター/コンタクトセンター。
※2 H/W:ハードウェア。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《SO》

 提供:フィスコ

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