ライオンが反落、国内有力証券が投資評価を引き下げ
ライオン<4912>が反落している。SMBC日興証券が24日付で投資評価を「1」から「2」へ、目標株価を2100円から1500円へ引き下げたことが弱材料視されているようだ。
同証券によると、23年12月期は衣料用洗剤・柔軟剤で大型新製品2品を上市したが、単価が低く量的なマーケティングではトップメーカーに劣るファブリックケア分野で、付加価値訴求による差別化戦略と市場シェア獲得に課題が残ったと指摘。第3四半期は新製品の広告投資を再強化した一方、主力のオーラルケアなどの利益率の高いパーソナルケア製品が減速し事業ミックスが悪化したとしている。23年は国内日用品市場が活況ななか、値上げ効果やボリューム拡大で恩恵をうけるトップメーカーと比較し、長期目標達成に向けた数量確保のため、事業ミックス悪化やマーケティングROIが低下する局面にあり、同社の競争優位性を示すのは困難と評価している。
出所:MINKABU PRESS
同証券によると、23年12月期は衣料用洗剤・柔軟剤で大型新製品2品を上市したが、単価が低く量的なマーケティングではトップメーカーに劣るファブリックケア分野で、付加価値訴求による差別化戦略と市場シェア獲得に課題が残ったと指摘。第3四半期は新製品の広告投資を再強化した一方、主力のオーラルケアなどの利益率の高いパーソナルケア製品が減速し事業ミックスが悪化したとしている。23年は国内日用品市場が活況ななか、値上げ効果やボリューム拡大で恩恵をうけるトップメーカーと比較し、長期目標達成に向けた数量確保のため、事業ミックス悪化やマーケティングROIが低下する局面にあり、同社の競争優位性を示すのは困難と評価している。
出所:MINKABU PRESS