個人投資家・有限亭玉介:米エヌビディアも動く!日の丸半導体が世界へ!関連株に注目【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2023年11月20日11時に執筆
コロナ禍を経て半導体の技術力こそが国の先行きを占うと日本政府が認識を改めたように、各国の半導体競争はさらに激化していくでしょう。日米の半導体供給網の強化は、国策として今後どのように進展していくのか注視していきたいです。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
11月17日、先端半導体の量産を目指すラピダスは、AI向け半導体を開発するカナダのテンストレントとの提携を発表しました。国策としての半導体プロジェクトは着々と動き始めているようです。テンストレントのCEOはテスラ、アップル、AMD、インテルなど華々しい経歴を持つジム・ケラー氏で、同社の日本法人も23年1月に設立されました。
また、同月にサンフランシスコで経済産業省が主催した懇談会では、西村康稔経産相が生成AI開発に向けたGPUの供給で米エヌビディアと協力していく方針を確認したと報道されております。詳細は定かではありませんが、もし事実なら本格的に日本政府から半導体業界やAI業界の支援が拡大する可能性もありますな。
ラピダスが設立された当初は、過去の日の丸半導体の失敗の二の舞いになるという声もありました。まだラピダスが設立されて1年ちょっとではありますが、パワー半導体だけでなく先端半導体でも日本のシェアを拡大していけるのか注視していきたいですねぇ。
今後、自動運転により無人配送が普及や、オフィスワーカーの仕事のほとんどがAIに置き換えられるなんて事も言われております。そのような未来に日本が到達するには、自国で先端半導体を量産できる技術は求められるでしょうな。投資家として、今後どんな銘柄が伸びるのか想像しながら、思惑のある銘柄をチェックしていきたいもんです。
半導体製造装置・計測機器メーカーの東京精密<7729>は、直近で年初来高値を更新しました。11月2日の決算では上方修正と増配を発表しております。24年3月期は過去最高益を更新する予想ではありませんが、チャートは力強い様子です。株価は9000円を突破できれば、大台の株価10000円を目指すか監視を強めていきたいですな。
半導体洗浄装置が好調なSCREENホールディングス<7735>は、10月31日の決算後から勢い良く下値を切り上げております。24年3月期は過去最高益を更新する見通しで、先端半導体の需要拡大に伴って業績拡大するのか注視したいですな。
今年10月25日に新規上場したKOKUSAI ELECTRIC<6525>も半導体関連として物色されております。半導体製造装置の開発を手掛ける同社は、業績は軟調ながらも思惑買いが流入している模様です。
真空シールで世界高シェアを誇るフェローテックHD<6890>は、11月10日に発表した大泉製作所のTOBが材料視されました。PER・PBRともに割安となっており、底値圏のチャート(日足)が切り返すタイミングを見定めておりますよ。
コロナ禍から目覚ましい上昇を記録した芝浦メカトロニクス<6590>は、11月9日の決算も上方修正を発表し業績好調です。メカトロニクスシステム部門では、半導体後工程での生成AI用GPUの需要拡大に伴って受注高が増加したとの事。一目均衡表(日足)の雲の中から上抜けるか監視を強めております。
最後は半導体パワーモジュールの需要が拡大している三社電機製作所<6882>です。同社も11月7日の決算発表でしっかり上方修正してきましたよ。PBRは1倍割れで、チャート(日足)は底を打って切り返しました。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》
提供:フィスコ