貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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2502 アサヒ

東証P
1,605.0円
前日比
-6.5
-0.40%
PTS
1,612円
23:42 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.6 0.94 2.93 15.29
時価総額 24,412億円

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利益成長【青天井】銘柄リスト〔第3弾〕 32社選出 <成長株特集>

 本特集では、「利益成長“青天井”銘柄リスト」の【第1弾】(11月5日配信)、【第2弾】(11月12日配信)に続くシリーズ第3弾として、11月10日から15日の期間に発表された決算の中から、23年7-9月期に過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄にスポットライトを当てた。

 下表では、時価総額100億円以上の銘柄を対象に、本決算月にかかわらず、23年7-9月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を5%超上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も最高益見通しを示している32社を選び出し、7-9月期実績の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。

 上振れ率トップとなったのは、シティホテルや滞在型ホテルを全国展開するポラリス・ホールディングス <3010> [東証S]。23年7-9月期(第2四半期)の経常利益は21.8億円(前年同期比46.5倍)に急拡大し、実に16年ぶりに四半期ベースの最高益更新を果たした。運営ホテル数が増加したうえ、行動制限の解除やインバウンド需要を追い風に稼働率と客室単価が改善した。また、福岡と札幌のホテル2物件の売却に伴う売却益を計上したことも利益を大きく押し上げた。業績好調に伴い、24年3月期の経常最高益予想をさらに上乗せしている。

 2位に入った長野県のゼネコン中堅、ヤマウラ <1780> [東証P]の7-9月期(第2四半期)業績は経常利益が前年同期比2.9倍の17.3億円と2四半期連続の最高益更新を遂げた。主力の建設事業で手持ち工事が順調に進んだほか、子会社における分譲マンション開発などの売上高が大幅に増加した。また、工事原価の低減や固定費削減も大幅増益につながった。併せて、24年3月期通期の同利益を従来予想の29.6億円→41.3億円に大幅上方修正したことも好感され、株価は約26年10ヵ月ぶりの高値圏に急浮上している。

 3位のゼンショーホールディングス <7550> [東証P]は経済活動の正常化に伴う人流回復や個人消費の持ち直しを背景に、主力の牛丼チェーン「すき家」で既存店ベースの2ケタ増収が続くなど外食事業が好調に推移したほか、適切な価格政策やコストコントロールを実施したことも寄与し、23年7-9月期(第2四半期)の経常利益は151億円と過去最高だった直前の4-6月期実績を64.2%も上回って着地。好調な業績を踏まえ、24年3月期通期の業績予想と配当計画を上方修正した。これを受けて、株価は15日に上場来高値9274円まで上値を伸ばしている。

 4位のポート <7047> [東証G]はFive Lineの買収効果や成約単価の改善でエネルギー領域の収益が拡大したほか、広告運用効率の最適化が進んだファイナンス領域も大きく伸びた。また、就活情報サイト「キャリアパーク」を主力とする就職領域では企業の旺盛な採用意欲の回復を背景に、アライアンス型採用支援サービス、人材紹介ともに好調に推移し、7-9月期(第2四半期)は売上高、税引き前利益ともに過去最高を塗り替えた。

 5位にリスト入りした中古自動車の輸出販売を手掛けるオプティマスグループ <9268> の7-9月期(第2四半期)経常利益は13.1億円と前年同期比2.8倍に膨らんだ。主要市場であるニュージーランドの経済回復基調が続く中、コロナ禍でも市場シェアの拡大に取り組んだことが奏功し、成約台数が飛躍的に伸びた。併せて、24年3月期通期の同利益を従来予想の41.5億円→52億円に上方修正し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。好決算を背景に株価は青空圏を舞う展開となっている。

           ┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名     上振れ率 7-9月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高  PER
<3010> ポラリスHD    138  2184   918    115   2340   1090  7.9
<1780> ヤマウラ     74.5  1733   993    102   4130   2043  9.4
<7550> ゼンショHD   64.2  15177  9243   70.9   48000  28081 43.9
<7047> ポート      50.8   846   561   24.2   2060   1658 18.3 *
<9268> オプティマス   45.4  1317   906   69.3   5200   3072  9.9
<5036> JBS      39.7  1545  1106   17.3   5100   4349 15.8
<7317> 松屋R&D    37.3   405   295    1.2    840   830 22.6
<6294> オカアイヨン   30.8   934   714   35.1   2650   1961 10.1
<7747> 朝日インテク   29.0  8168  6331   13.1   19951  17635 52.4
<6254> 野村マイクロ   28.8  4147  3219   48.8   9550   6416 13.8

<2702> マクドナルド   28.2  14079  10981   19.0   40000  33618 34.7
<6338> タカトリ     22.7   957   780    3.9   2700   2599 15.1
<4371> CCT      21.9   567   465   42.8   1626   1139 41.6
<2502> アサヒ      20.2  92852  77271    9.0  226000  207308 18.3 *
<9229> サンウェルズ   18.6   644   543    140   2738   1140 40.8
<3963> シンクロ     17.1   287   245   13.9   1000   878 25.8
<4071> PAコンサル   17.1  1110   948   30.5   4800   3678 35.0
<2124> ジェイエイシ   14.7  2659  2319   14.2   8050   7052 18.1
<3496> アズーム     13.7   365   321   40.0   1790   1279 34.6
<6544> Jエレベータ   13.5  1705  1502   29.4   6600   5100 48.3

<3561> 力の源HD    13.5   808   712   40.0   3250   2321 22.9
<2427> アウトソシン   12.6  6253  5554   53.0   27500  17970  8.2 *
<5105> TOYO     12.1  25728  22960   23.2   70000  56814  6.5
<2004> 昭和産      11.7  4516  4042   18.1   12000  10160 11.4
<6566> 要興業      11.5   514   461    0.2   1790   1786 11.0
<3924> ランドコンピ   10.6   523   473   32.1   1636   1238 12.9
<4828> ビーエンジ    10.3  1115  1011   16.9   3800   3250 17.8
<3979> うるる      10.1   273   248    199   1280   428 16.6
<2585> Lドリンク    10.0  1500  1364   44.3   4400   3050 18.0
<1429> 日本アクア     8.7   825   759   16.6   2750   2359 15.5

<7821> 前田工繊      8.1  2724  2519    3.6   9000   8690 15.5
<4493> サイバーセキ    8.0   175   162   35.4    535   395 55.0

※ 2022年9月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
※過去最高益は同一会計基準内が対象。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。

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