ソフトバンクGが急反落、アーム上場も9月中間期は1.4兆円の最終赤字
ソフトバンクグループ<9984>が急反落した。9日の取引終了後に発表した24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は最終損益が1兆4087億2700万円の最終赤字となった。7~9月期では9311億円の最終赤字で、4~6月期に比べて赤字幅は拡大した。米ナスダック市場に英半導体設計のアームホールディングス<ARM>が上場したことに伴って、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資損益は改善した半面、同ファンドの外部投資家持分の増加が連結全体の損益の悪化につながったほか、円安による為替差損も響いた。市場の一部で期待されていた自社株買いの発表がなかったうえ、足もとで米長期金利の低下が一服したことも逆風となっており、ソフトバンクG株に下押し圧力を掛けている。
出所:MINKABU PRESS
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