明日の為替相場見通し=日米金利差を意識した動きが続くかに注目
今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、日米金利差を意識した動きが続くかどうかに注目したい。予想レンジは1ドル=150円60銭~151円30銭。
この日の朝方に日銀が公表した金融政策決定会合の主な意見(10月30~31日開催分)で、「現時点では物価安定目標の持続的・安定的な実現を十分な確度をもって見通せる状況には至っておらず、イールドカーブ・コントロールのもとで、粘り強く金融緩和を継続する必要がある」との意見が出ていたことが分かった。一方で、米連邦準備理事会(FRB)が長期間にわたって高い政策金利を維持するとの見方が根強く、日米金利差が開いた状態が当面続くことを意識したドル買い・円売りが入りやすい。ただ、1ドル=151円台では日本の通貨当局による円買い介入が警戒されやすく、これが上値を抑制しそうだ。また、パウエルFRB議長が今晩に予定される国際通貨基金(IMF)での討議で、追加利上げに慎重なスタンスを示唆するようならドルが売られる可能性がある。このほかでは、今晩に公表される前週分の米新規失業保険申請件数も相場を左右する材料となりそうだ。
出所:MINKABU PRESS
この日の朝方に日銀が公表した金融政策決定会合の主な意見(10月30~31日開催分)で、「現時点では物価安定目標の持続的・安定的な実現を十分な確度をもって見通せる状況には至っておらず、イールドカーブ・コントロールのもとで、粘り強く金融緩和を継続する必要がある」との意見が出ていたことが分かった。一方で、米連邦準備理事会(FRB)が長期間にわたって高い政策金利を維持するとの見方が根強く、日米金利差が開いた状態が当面続くことを意識したドル買い・円売りが入りやすい。ただ、1ドル=151円台では日本の通貨当局による円買い介入が警戒されやすく、これが上値を抑制しそうだ。また、パウエルFRB議長が今晩に予定される国際通貨基金(IMF)での討議で、追加利上げに慎重なスタンスを示唆するようならドルが売られる可能性がある。このほかでは、今晩に公表される前週分の米新規失業保険申請件数も相場を左右する材料となりそうだ。
出所:MINKABU PRESS