ソフト99コーポレーション---2Q増収、ファインケミカル事業の売上高は堅調に推移
ソフト99コーポレーション<4464>は6日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.8%増の148.01億円、営業利益が同1.2%減の16.74億円、経常利益が同0.3%減の17.78億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同3.0%減の11.99億円となった。
ファインケミカル事業の売上高は前年同期比3.4%増の73.54億円、営業利益は同0.9%減の9.43億円となった。一般消費者向け製品や家庭用製品販売において販売が減少したものの、海外向け販売が好調だったことや、新車販売回復の影響を受けて業務用製品販売やTPMSの企画開発販売が好調に推移したことなどにより、増収となった。また、営業利益は、海外販売の伸長による販売ミックスの変化や、海外への出荷増加に伴う貿易保険料の増加、基幹システムの更新に伴い情報端末更新を実施したことなどにより、減益となった。
ポーラスマテリアル事業の売上高は同0.5%増の40.57億円となった。また、原材料価格やエネルギー価格の上昇の影響に加えて設備増強による減価償却費の増加、販売費及び一般管理費においても、人件費や研究費などが増加したことによって、営業利益は同8.7%減の4.91億円となった。
サービス事業の売上高は同2.0%減の26.53億円、営業利益は同37.1%減の0.55億円となった。自動車整備・鈑金事業での売上が好調だったものの、自動車教習事業や生活用品企画販売事業での落ち込みをカバーするには至らず、減収となった。
不動産関連事業の売上高は同7.5%増の7.35億円、営業利益は同59.3%増の1.79億円となった。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.6%減の300.00億円、営業利益が同0.4%増の32.70億円、経常利益が同0.3%増の34.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.3%増の24.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ