日経平均VIは上昇、短期的な過熱感も意識
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.26(上昇率1.30%)の20.27と上昇している。なお、今日ここまでの高値は20.43、安値は19.62。
先週末の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継ぎ、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。市場では米長期金利の上昇一服で安心感が広がる中、日経225先物が取引開始後も底堅く推移し、日経VIは午前の時間帯は先週2日の水準を下回って推移する時間が長かった。ただ、日経225先物は2日までの3日続伸で1180円上昇しており、今日の大幅高で短期的な過熱感への警戒感が次第に意識され、日経VIは午後は概ね2日の水準を上回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ