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株価指数先物【引け後】 断続的なショートカバーで需給状況は改善傾向


日経225先物 31880 +280 (+0.88%)
TOPIX先物 2321.0 +8.5 (+0.36%)

 日経225先物(12月限)は前日比280円高の3万1880円で取引を終了。寄り付きは3万2030円とシカゴ日経平均先物(3万1855円)を上回り、ギャップアップで節目の3万2000円を回復してスタート。3万2090円まで上昇した後は利益確定に伴うクローズにより上げ幅を縮め、前場中盤以降は3万1900円~3万2000円処での保ち合いをみせた。後場に入り3万1870円まで上げ幅を縮めたが、終盤にかけてショートカバーで3万2000円に接近する場面も見られるなど、膠着ながら底堅い値動きで推移した。

 日経225先物は、75日移動平均線およびボリンジャーバンドの+1σが位置する3万2000円を上回って始まったことで、寄り付き直後にリバランスに伴うショートカバーが入ったとみられる。買い一巡後は小動きとなったが、いったんは達成感が意識されやすい水準でもあり、ある程度は想定された値動きだった。ただし、3連休を控えるなかでも、買い方の利益確定が強まるというよりは、押し目待ち狙いのロングやリバランスに伴うショートカバーが断続的に入っていたようだ。

 現物市場では前日に急落したアドバンテスト <6857> [東証P]の上昇率が10%となった。200日線を上回って始まった後も強い基調を継続しており、高値圏で終えている。リバウンド狙いのロングというよりは、足もとの調整で積み上がっていたショートの買い戻しとみられ、需給状況が改善傾向にあることがうかがえる。

 週末には10月の米雇用統計やISM非製造業景況指数の発表が予定されている。また、連休中の中東情勢を巡る地政学リスクへの警戒などもあって楽観はできないが、節目の3万2000円を明確に上放れてくるようだと、週末のオプションSQに向けたリバランスの動きが一段と強まる可能性があろう。

 日経225先物は+2σが位置する3万2580円辺りが射程に入り、10月12日の戻り高値3万2660円をターゲットとしたトレンド形成が意識されてくる。足もとの急ピッチのリバウンドによってボリンジャーバンドは今後上向きに転換し、バンドに沿って下値を切り上げてくるとみられることから、ショートは避けたいところである。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.73倍に上昇し、25日線が位置する13.80倍に接近してきた。同線が上値抵抗として機能する可能性はあるものの、目先的には突破を試す動きをみせてくるケースも考えられ、来週末のオプションSQに向けてNTショートを巻き戻す動きを想定しておきたい。

 手口面では、日経225先物はビーオブエー証券が1882枚、BNPパリバ証券が639枚、ソシエテジェネラル証券が577枚、ドイツ証券が505枚、シティグループ証券が309枚の買い越しに対して、ABNクリアリン証券が2214枚、野村証券が1141枚、ゴールドマン証券が631枚、バークレイズ証券が492枚、モルガンMUFG証券が301枚の売り越しだった。

 TOPIX先物は、ソシエテジェネラル証券が1686枚、ビーオブエー証券が1310枚、みずほ証券が550枚、ゴールドマン証券が464枚、野村証券が444枚の買い越しに対して、JPモルガン証券は1547枚、BNPパリバ証券が777枚、バークレイズ証券が576枚、UBS証券が536枚、シティグループ証券が482枚の売り越しだった。

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