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ダウ先物は横ばい 四半期定例入札の規模は予想下回る=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:51)
ダウ先物 33110(-25.00 -0.08%)
S&P500 4214.75(+2.50 +0.06%)
ナスダック100先物 14501.75(+11.50 +0.08%)

 米株価指数先物市場でダウ先物は小幅安で推移しているものの、S&P500、ナスダック100は横ばい。ロンドン時間には軟調な推移が見られていたが、先ほど米財務省が発表した四半期定例入札の規模が1120億ドルと規模は増額したものの、予想の1140億ドルは下回った。それを受けて米国債利回りが急低下しており、米株式市場も買い戻しの反応を見せている。

 本日は日本時間深夜3時にFOMCの結果が発表される。据え置きが確実視されているものの、パウエルFRB議長は追加利上げの可能性を残すと見られている。市場もそれをかなり織り込んでおり、今回は無難な通過も予想されているようだ。

 一部からは「退屈な声明文になるだろう。しかし、舞台裏では量的引締め(QT)が続いている。金融引き締めという点ではQTが利上げの代わりを果たしている」といったコメントも聞かれた。

 「FRBはまだ利上げを終えていない。パウエル議長は強いGDPを確認しており、政策引き締めの終了を宣言することはないだろう。次の方向性は、米国債利回りが一段落し、最終的に低下するのか、それとも上昇を続けるのかによって決まる。後者のシナリオでは米株式市場は弱気トレンドに沈むだろう」といった声も聞かれる。

 11月の米株式市場は歴史的には好調な月だが、投資家は米国債利回りの動向を注視している。今月初めに米10年債利回りは2007年以来初めて5%の大台に乗せ、長期金利上昇の影響に対する懸念を呼び起こした。

 決算ではAMD<AMD>が前日引け後に決算を発表。発表直後は時間外で軟調な反応を示していたが、前日付近まで買い戻されている。ゲーム事業の売上減少を見込み、第4四半期の売上高見通しが予想を下回っていた点が不安視されていた。ただ、新製品のAIチップ「MI300」への期待も示されている。

(NY時間09:01) 時間外
アップル<AAPL> 170.32(-0.45 -0.26%)
マイクロソフト<MSFT> 339.00(+0.89 +0.26%)
アマゾン<AMZN> 133.30(+0.21 +0.16%)
アルファベット<GOOG> 125.16(-0.14 -0.11%)
テスラ<TSLA> 203.70(+2.86 +1.42%)
メタ・プラットフォームズ<META> 301.39(+0.12 +0.04%)
AMD<AMD> 98.52(+0.02 +0.02%)
エヌビディア<NVDA> 406.28(-1.52 -0.37%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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