ハウスコム---2Q事業の質的向上・効率化に向けて本格的な取り組みを推進
ハウスコム<3275>は30日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。営業収益は前年同期比8.9%減の62.44億円、営業損失は1.60億円(前年同期は0.00億円の損失)、経常損失は1.56億円(同0.03億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1.21億円(同0.17億円の損失)となった。
不動産関連事業の営業収益は前年同期比9.4%減の54.88億円、営業利益は同18.7%減の7.63億円となった。前第2四半期累計期間は、同社グループとは決算期が異なっていた大阪ハウスコムについて、進学・就職・転勤などにより賃貸仲介件数がハイシーズンを迎える3月分を含んだ3月から8月までの営業収益が計上されていたのに対し、当第2四半期累計期間は3月分を含まない4月から9月までの営業収益を計上したこと等の影響が、前年同期比で営業収益が減少した要因となっている。2023年6月20日に同社グループの連結子会社となったシーアールエヌは、不動産に関する「クラスモ」ブランドを関西圏に展開するフランチャイズ本部として、同社グループの今後の企業価値向上に寄与することが期待されている。
施工関連事業の営業収益は同5.1%減の7.55億円、営業利益は同37.1%増の0.92億円となった。当第2四半期累計期間では、リフォーム工事などを請け負うエスケイビル建材の営業収益が前年同期比で減少したものの、ハウスコムコミュニケーションズでは、原状回復工事やリフォーム工事が、内製化の促進や利益率の向上により前年同期比で増加した。
2024年3月期通期の連結業績予想については、営業収益は前期比0.8%増の142.88億円、営業利益は同17.4%増の4.62億円、経常利益は同4.1%増の6.46億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同18.9%増の3.89億円とする期初計画を据え置いている。
《AS》
提供:フィスコ