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話題株ピックアップ【昼刊】:日清粉G、大ガス、M&A総研

■日清製粉グループ本社 <2002>  2,094.5円  +233.5 円 (+12.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 日清製粉グループ本社<2002>が全般地合い悪に抗して続伸。製粉で国内断トツのシェアを誇るが、製品価格の値上げ効果が発現し、足もとの業績は会社側の想定を大幅に上回って推移している。同社は前週末27日取引終了後に24年3月期通期の業績予想の修正を発表、最終利益は従来予想の260億円から300億円(前期は103億8100万円の赤字)に大幅増額した。前期の赤字から一転、過去最高益の大幅更新となる見通し。これを好感する形で投資資金が流入している。なお、好業績を背景に年間配当も従来計画に1円増配するなど株主還元も強化している。

■大阪ガス <9532>  2,703円  +234 円 (+9.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 大阪ガス<9532>が大幅反発で年初来高値を更新。前週末27日の取引終了後、取得総数1500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.6%)、取得総額200億円を上限とする自社株買いの実施を発表したことが株価の支援材料となった。取得期間は10月30日から2024年2月29日。取得した株式は消却する予定。あわせて同社は24年3月期の業績予想について、売上高のみ2兆170億円から2兆950億円(前期比7.9%減)に見通しを引き上げた。原燃料調整制度に基づくガス販売単価の上昇による影響を反映した。上期(23年4~9月)の連結決算は、売上高が前年同期比1.4%増の9956億9300万円、最終損益が893億5100万円の黒字(前年同期は297億4400万円の赤字)だった。

■栗本鐵工所 <5602>  3,115円  +267 円 (+9.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 栗本鐵工所<5602>が続急伸し年初来高値を更新した。27日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績について、最終利益が計画の12億円から28億6000万円(前年同期比75.1%増)に上振れしたようだと発表した。年間配当予想は10円増額し100円(前期比10円増配)に見直した。これらを好感した買いが集まったようだ。9月中間期の売上高は540億円から599億円(前年同期比10.8%増)へと計画を上回る格好となったようだ。ライフライン事業や産業建設資材事業で、下期に予定していた案件の売り上げが上期に計上された。原価低減活動の効果もあって、収益が予想を上回る形となった。

■M&A総研 <9552>  3,050円  +249 円 (+8.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 M&A総研ホールディングス<9552>が大幅続伸。前週末27日の取引終了後に24年9月期業績予想を発表した。売上高を前期比77.0%増の153億円、営業利益を同57.2%増の72億円と大幅な増収増益となる見通しを示しており、これを好感した買いが入っている。積極的な人材採用を図り、1社でも多くの企業の事業承継を支援することでM&A仲介事業の拡大を進める。また、新規事業の立ち上げにも取り組む。同時に発表した23年9月期決算は売上高が86億4200万円、営業利益が45億7900万円だった。23年9月期から連結決算に移行したため前の期との比較はない。

■アイ・ピー・エス <4390>  2,592円  +175 円 (+7.2%)  11:30現在  東証プライム 上昇率5位
 アイ・ピー・エス<4390>が大幅続伸した。30日に、国際通信事業とメディカル&ヘルスケア事業についての事業戦略説明会の資料を公表した。23年3月期に約63億円だった国際通信事業の売上高について、5年後に3倍以上となる200億円に拡大するイメージを示しており、中期的な成長を期待した買いを誘ったようだ。同事業の営業利益については、23年3月期の約18億円から5年後に50億円になると想定する。成長性の高いフィリピンの通信市場においてインターネット顧客の獲得に努めつつ、大手通信事業者に先行する形で通信ネットワークの拡大を図る方針。新たなアジア国際海底ケーブルの建設も検討する。同社は株主を対象としたフィリピン視察旅行を28~30日の日程で実施し、事業戦略説明会を開催した。

■キーエンス <6861>  56,740円  +3,690 円 (+7.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 キーエンス<6861>が7%を超える大幅高で5万7000円台目前まで上値を伸ばした。ハイテク系グロース株には向かい風の強い地合いながら、同社株は下値限界とみた押し目買いや買い戻しが流入し株価に浮揚力を与えている。前週末27日取引終了後に発表した23年4~9月期の最終利益が前年同期比若干減の1790億4100万円となった。これは事前コンセンサスを上回る内容だったことが、ショート筋の手仕舞いを誘発したとみられる。テクニカル的には25日移動平均線をマドを開けて上抜いたことで、トレンド転換を示唆している。

■プレミアグループ <7199>  1,530円  +79 円 (+5.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 プレミアグループ<7199>が大幅続伸した。前週末27日の取引終了後、取得総数250万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.4%)、取得総額30億円を上限とする自社株買いの実施を発表し、材料視されたようだ。取得期間は10月30日から2024年3月29日まで。あわせて発表した24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、営業収益が前年同期比25.7%増の150億5600万円、最終利益が同21.9%減の20億6400万円だった。

■椿本興業 <8052>  5,000円  +230 円 (+4.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率10位
 椿本興業<8052>が大幅続伸している。前週末27日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を1000億円から1070億円(前期比0.9%減)へ、営業利益を42億5000万円から50億円(同2.0%減)へ、純利益を30億5000万円から37億5000万円(同2.3%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間30円・期末110円の年140円から中間40円・期末120円の年160円(前期150円)へ引き上げたことが好感されている。納期管理などを徹底した結果、グループ全体の受注残高をスムーズに売り上げ計上することができたことが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高558億9300万円(前年同期比8.0%増)、営業利益26億3600万円(同16.3%増)、純利益19億2700万円(同16.9%増)だった。

■日立製作所 <6501>  9,310円  +426 円 (+4.8%)  11:30現在
 日立製作所<6501>が大幅続伸している。前週末27日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせて、通期の業績予想を見直し、売上収益の見通しを8兆8000億円から9兆1500億円(前期比15.9%減)、最終利益の見通しを5000億円から5200億円(同19.9%減)にそれぞれ引き上げた。あわせて、生成AIの活用を通じた成長加速など相乗効果の創出に向けた組織再編も発表しており、今後の収益面での効果への期待もあって、買いが集まったようだ。デジタルシステム&サービス部門では、DX(デジタルトランスフォーメーション)化を促す「ルマーダ」事業が拡大する。日立エナジーも好調な市場環境に支えられ、受注残の着実な売り上げ転換により増収増益を見込む。また、同社は11月1日付でHitachi Vantaraのデジタルソリューション事業を分社化し、新たにHitachi Digital Servicesを新設する。日立デジタル社の戦略のもとグループ各社と連携し、生成AIなどによる業務プロセスの自動化を推進。顧客の業務変革を支援していく。

■信越化学工業 <4063>  4,502円  +200 円 (+4.7%)  11:30現在
 信越化学工業<4063>が大幅続伸、全体地合い悪のなか強さを発揮している。同社が前週末27日に発表した4~9月期決算は、最終利益が前年同期比23%減の3014億3900万円と2割強の減益を強いられるなど低調な内容だった。ただ、半導体向けシリコンウエハーについては、メモリー市況の低迷が続くなかも長期契約により影響を限定的なものにとどめた。また、ウエハー市況について会社側が7~9月期が大底との見方を示していることも伝わり、株価にポジティブに働いたもようだ。

■中部電力 <9502>  1,852.5円  +63 円 (+3.5%)  11:30現在
 中部電力<9502>が反発した。前週末27日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせて通期業績予想を見直した。最終利益の見通しをこれまでの2600億円から3300億円(前期比8.6倍)に上方修正したことが株価の刺激材料となったようだ。中部電力ミライズにおける電源調達コストの削減や、中部電力パワーグリッドでの需給調整に関する費用の減少効果を織り込んだ。売上高の見通しは据え置いた。

■SCSK <9719>  2,557円  +58 円 (+2.3%)  11:30現在
 SCSK<9719>が続伸している。前週末27日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を4700億円から4750億円(前期比6.5%増)へ、営業利益を540億円から565億円(同10.0%増)へ、純利益を380億円から395億円(同5.9%増)へ上方修正したことが好感されている。顧客企業の戦略的投資需要や基幹システム再構築需要などを背景に、特に製造業や流通業を中心としたIT投資需要及び案件動向が想定を上回って堅調に推移していることが要因としている。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高2311億9600万円(前年同期比8.5%増)、営業利益269億2600万円(同19.6%増)、純利益184億6800万円(同13.8%増)だった。

■レーザーテック <6920>  25,590円  +190 円 (+0.8%)  11:30現在
 レーザーテック<6920>が強弱観対立のなか売り買いを交錯させている。前週末は値ごろ感からの買いが入り7日ぶりに反発したが、きょうは上値の重い展開で25日移動平均線近辺での攻防となっている。前週末の米国株市場ではNYダウが大幅続落となったものの、EC大手のアマゾン<AMZN>が好決算を受けて大幅高に買われたこともあって、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数はプラス圏で引けた。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も1.2%高と反発しており、東京市場でも半導体関連株は下値を拾う動きが観測される。そのなか、売買代金で群を抜くレーザーテクの存在感が大きい。同社はあす31日に決算発表を控えており、この内容にもマーケットの関心が高い。

■タカラトミー <7867>  2,036円  +7 円 (+0.3%)  11:30現在
 タカラトミー<7867>が全般相場軟調のなかしっかり。前週末27日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が従来予想の920億円から960億円(前年同期比7.8%増)へ、営業利益が60億円から80億円(同33.1%増)へ、純利益が40億円から56億円(同75.4%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。特に日本、アジア地域での玩具及び玩具周辺事業が堅調に進捗しており、小売事業キデイランドで訪日外国人観光客を含めた人流の回復により販売が大きく伸長した。また、タカラトミーアーツにおけるガチャ事業も、大人による購買拡大と幅広い商品展開により引き続き好調に推移した。

■トプコン <7732>  1,308.5円  -400 円 (-23.4%) ストップ安   11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 トプコン<7732>が急反落してストップ安の1308.5円に売られ、年初来安値を更新している。前週末27日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を190億円から130億円(前期比33.5%減)へ、純利益を110億円から45億円(同61.9%減)へ下方修正したことが嫌気されている。上期において、アイケア事業で大手眼鏡チェーン店向けを中心に販売が好調に推移したことから、売上高は2080億円から2150億円(同0.3%減)へ上方修正したものの、ポジショニング事業で主に米国住宅建設市場の減速や景気不透明感に伴う買い控え長期化があり、北米を中心に売上高が前年同期を下回ったことが要因。また、金融引き締めの長期化、エネルギー価格上昇、地政学リスクの高まりなどの影響でグローバル経済の減速が懸念されていることも織り込んだという。なお、想定為替レートを1ドル=130円から140円へ、1ユーロ=135円から150円へ見直している。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1044億9700万円(前年同期比1.7%増)、営業利益38億3000万円(同59.0%減)、純利益6億900万円(同89.9%減)だった。

●ストップ高銘柄
 なし

●ストップ安銘柄
 アマナ <2402>  147円  -80 円 (-35.2%) ストップ安売り気配   11:30現在
 エイケン工業 <7265>  3,155円  -810 円 (-20.4%) ストップ安売り気配   11:30現在
 日野自動車 <7205>  435.1円  -100 円 (-18.7%) ストップ安   11:30現在
 オムロン <6645>  5,318円  -1,000 円 (-15.8%) ストップ安   11:30現在
 エンプラス <6961>  8,020円  -1,500 円 (-15.8%) ストップ安   11:30現在
 など、6銘柄

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