<動意株・13日>(大引け)=ウエストHD、古野電、メディアドゥなど
ウエストホールディングス<1407>=上げ足に弾み。同社はきょう午前10時ごろ、24年8月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比37.5%増の116億8300万円としていることが好感されているようだ。売上高は同47.8%増の646億5500万円を見込む。太陽光発電のEPC(設計、調達、建設工事)事業を中心として省エネ事業などの総合エネルギーマネジメント事業を積極的に展開し、商品・サービスの1社あたりのシェアを拡大させるとしている。
古野電気<6814>=もみ合い上放れ新高値。12日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(3~8月)連結業績について、売上高が520億円から530億円(前年同期比22.0%増)へ、営業利益が20億円から37億円(同4.6倍)へ、純利益が14億円から32億円(同2.1倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視されている。引き続き旺盛な需要環境に支えられ売上高がやや上振れて推移したことに加えて、生産効率の改善や生産量増加による稼働率の向上、コスト上昇分の販売価格への転嫁などの収益性改善の取り組みが奏功した。また、為替レートで想定以上の円安水準が続いていることも寄与した。
メディアドゥ<3678>=大幅反発。12日の取引終了後に発表した24年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算は、売上高が前年同期比14.4%減の463億9700万円、営業利益が同25.6%減の9億9300万円だった。大幅な減収減益となったものの、「LINEマンガ」業務の移管による影響を除いたベースでは6~8月期の売上高は過去最高を更新した。戦略投資事業の赤字幅の拡大により、営業利益率は横ばいで推移するものの、主力の電子書籍事業の売上高は成長軌道を続けており、評価されたようだ。株価は10月6日に年初来安値をつけ、プライム上場銘柄ながらPBR(株価純資産倍率)は1倍割れと割安感が意識される水準であることも、見直し買いを誘う要因となった。
マニー<7730>=大幅高で年初来高値更新。同社は12日取引終了後、24年8月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比13.9%増の82億5000万円としていることや、年間配当計画を前期比4円増配の39円としていることが好感されているようだ。売上高は同12.3%増の275億円が予想されている。アジアを中心に歯科用根管治療機器(リーマ・ファイル類)及び歯科用回転切削機器(ダイヤバー)などの販売増を見込んでいるほか、アイレス針関連製品についてもアジアや欧州、南米などでの売り上げが伸びるとみている。きょうの取引開始前には、医療機器事業のグローバルでの拡大と更なる生産性向上を目的に、創業の地である栃木県高根沢町に新たな工場(スマートファクトリー)を建設すると発表。完成は25年1月を予定している。
テーオーホールディングス<9812>=ストップ高。12日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)連結決算で、営業利益が1億6100万円(前年同期比3.2倍)と大幅な増益となったことが好感されている。住宅着工件数の減少などで木材事業が苦戦したほか、建設事業は大型案件があった前年同期からの反動が大きく、売上高は61億1300万円(同5.9%減)と減収を余儀なくされたが、テーオーデパートを8月末に閉店した際のセールで流通事業が売り上げ、利益ともに前年を大きく上回り全体を押し上げた。なお、24年5月期通期業績予想は、売上高264億円(前期比0.4%減)、営業利益2億6000万円(同28.6%増)の従来見通しを据え置いている。
キャスター<9331>=物色人気にストップ高。同社は今月4日に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄で、リモートアシスタントをはじめとした人材事業を運営、時価総額が小さく値動きが軽い。成長期待から公開価格の3倍で初値を形成したものの、その後は大きく値を崩していた。12日取引終了後に発表した24年8月期の業績予想は売上高が前期比14%増の47億5000万円予想と2ケタ伸長を確保し、営業利益も1億1100万円(前期は200万円の黒字)予想と利益が大きく伸びる見通しとなった。これを材料視する形で上値を見込んだ投資マネーが再び攻勢をかけている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
古野電気<6814>=もみ合い上放れ新高値。12日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(3~8月)連結業績について、売上高が520億円から530億円(前年同期比22.0%増)へ、営業利益が20億円から37億円(同4.6倍)へ、純利益が14億円から32億円(同2.1倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視されている。引き続き旺盛な需要環境に支えられ売上高がやや上振れて推移したことに加えて、生産効率の改善や生産量増加による稼働率の向上、コスト上昇分の販売価格への転嫁などの収益性改善の取り組みが奏功した。また、為替レートで想定以上の円安水準が続いていることも寄与した。
メディアドゥ<3678>=大幅反発。12日の取引終了後に発表した24年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算は、売上高が前年同期比14.4%減の463億9700万円、営業利益が同25.6%減の9億9300万円だった。大幅な減収減益となったものの、「LINEマンガ」業務の移管による影響を除いたベースでは6~8月期の売上高は過去最高を更新した。戦略投資事業の赤字幅の拡大により、営業利益率は横ばいで推移するものの、主力の電子書籍事業の売上高は成長軌道を続けており、評価されたようだ。株価は10月6日に年初来安値をつけ、プライム上場銘柄ながらPBR(株価純資産倍率)は1倍割れと割安感が意識される水準であることも、見直し買いを誘う要因となった。
マニー<7730>=大幅高で年初来高値更新。同社は12日取引終了後、24年8月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比13.9%増の82億5000万円としていることや、年間配当計画を前期比4円増配の39円としていることが好感されているようだ。売上高は同12.3%増の275億円が予想されている。アジアを中心に歯科用根管治療機器(リーマ・ファイル類)及び歯科用回転切削機器(ダイヤバー)などの販売増を見込んでいるほか、アイレス針関連製品についてもアジアや欧州、南米などでの売り上げが伸びるとみている。きょうの取引開始前には、医療機器事業のグローバルでの拡大と更なる生産性向上を目的に、創業の地である栃木県高根沢町に新たな工場(スマートファクトリー)を建設すると発表。完成は25年1月を予定している。
テーオーホールディングス<9812>=ストップ高。12日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)連結決算で、営業利益が1億6100万円(前年同期比3.2倍)と大幅な増益となったことが好感されている。住宅着工件数の減少などで木材事業が苦戦したほか、建設事業は大型案件があった前年同期からの反動が大きく、売上高は61億1300万円(同5.9%減)と減収を余儀なくされたが、テーオーデパートを8月末に閉店した際のセールで流通事業が売り上げ、利益ともに前年を大きく上回り全体を押し上げた。なお、24年5月期通期業績予想は、売上高264億円(前期比0.4%減)、営業利益2億6000万円(同28.6%増)の従来見通しを据え置いている。
キャスター<9331>=物色人気にストップ高。同社は今月4日に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄で、リモートアシスタントをはじめとした人材事業を運営、時価総額が小さく値動きが軽い。成長期待から公開価格の3倍で初値を形成したものの、その後は大きく値を崩していた。12日取引終了後に発表した24年8月期の業績予想は売上高が前期比14%増の47億5000万円予想と2ケタ伸長を確保し、営業利益も1億1100万円(前期は200万円の黒字)予想と利益が大きく伸びる見通しとなった。これを材料視する形で上値を見込んだ投資マネーが再び攻勢をかけている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS