東宝に強気評価、国内有力証券は投資判断「A」継続
東宝<9602>に強気評価が出ている。岩井コスモ証券は12日、同社株の投資判断「A」と目標株価6600円を継続した。同社は、11日に24年2月期の連結純利益を310億円から360億円(前期比7.7%増)へ今期2度目となる増額修正を発表した。「名探偵コナン 黒鉄の魚影」、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」に宮崎駿監督の新作長編アニメ「君たちはどう生きるか」などのヒットが寄与した。下期も「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」、「劇場版 SPY×FAMILY CODE:White(スパイファミリー コード:ホワイト)」などの期待作の収益が加わることで今期の同利益は390億円への一段の増額修正を予想している。更に、同社は東京・日比谷など都心部に優良な不動産物件を所有しており、インフレによって資産価値が高まる土地持ち企業として注目が高まる可能性もあるとみている。
出所:MINKABU PRESS
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