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6552 GameWith

東証S
232円
前日比
+2
+0.87%
PTS
230円
23:17 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
1.45 8.61
時価総額 42.6億円
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GameWith---1Q営業利益・経常利益が大幅増、メディア事業が順調に推移


GameWith<6552>は11日、2024年5月期第1四半期(23年6月-8月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比14.5%増の9.14億円、営業利益が同468.0%増の0.44億円、経常利益が同424.1%増の0.26億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.15億円(前年同期は0.09億円の損失)となった。

メディア事業の売上高は前年同期比4.5%増の6.10億円、営業利益は同26.2%増の2.72億円となった。ゲーム情報メディア「GameWith」等の企画・運営を行い、ゲームを有利に進めるための攻略情報やゲームを見つけるための紹介情報等のコンテンツを、主にWebサイトの利用者に提供し、そこに表示される広告枠を販売すること等により収益を得ている。コンテンツ作成においては、コンテンツ作成に特化した組織の運営や、全国どこでもリモートライターとしてゲームを仕事にできる「ゲームプレイワーカー」の活用等を行うことで、より質の高い記事を迅速に提供できる仕組みを構築している。PV(ページビュー)数が見込めるヒットタイトルについては攻略サイト運営によりトラフィックを生み出すことで、複数の広告主が入札を行い、広告枠を獲得するモデルである「メディア広告」による収益を得ると同時に、主にゲーム会社向けに有料攻略サイト運営やゲーム紹介記事作成等の多様な商材を直接提供することで、メディア価値を活かした「メディアソリューション」による収益を得ている。当第1四半期においては、モバイルゲームの市場成長が以前と比較して鈍化している中、PV数が減少したものの、PV単価が好調に推移し、「メディア広告」による収益が増加した。「メディアソリューション」による収益は、モバイルゲームを中心として新作タイトルのリリースは減少傾向にあり、新規獲得に対するプロモーション需要は以前と比較して減少している。一方で、ユーザーに継続して利用してもらうためのプロモーション需要が増加しており、有料攻略記事やDiscordによるコミュニティ商材等の拡販に注力することで、直近で上昇傾向にある。

eスポーツ・エンタメ事業の売上高は同20.5%増の2.16億円、営業損失は0.72億円(前年同期は0.68億円の損失)となった。主にゲーム実況を中心としたストリーマー等のクリエイターマネジメントとeスポーツチームの運営を行っている。直近で注力しているeスポーツについては、国内屈指のeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」をグループに抱え、有力な選手をスカウトし固定報酬や練習環境、チームマネジメント等を提供することで、世界で戦えるかつ人気のあるeスポーツチームを運営することに注力している。経営資源を投下しチームの価値を上げることで、大会賞金だけでなく、大手企業を含んだ様々な業界のクライアントによるスポンサー収益やイベント開催、eスポーツタイトルのパブリッシャーによる支援金などの「eスポーツクライアント」による収益を得ている。また、選手やストリーマー、チームのファンに向けたグッズ販売やファンクラブ運営、動画配信などの「eスポーツファンビジネス」による収益など、多様な方法で収益を得ている。当第1四半期においては、eスポーツチームにおける新規スポンサーの獲得やパブリッシャーによるデジタルグッズ販売収益の分配金等が売上高増加に貢献した。

その他の売上高は同154.4%増の0.87億円、営業損失は0.58億円(同0.47億円の損失)となった。NFT事業については、投資先のKyuzanよりプロモーション等の受託をしているNFTゲーム「EGGRYPTO」が大きく成長している。また、2022年7月には初心者でもNFTゲームを楽しむことができる情報を提供するNFTゲーム専門メディア「GameWith NFT」をオープンしている。光回線事業については、eスポーツを楽しむユーザーが拡大している中、eスポーツで勝つために必要となる高速で低遅延のインターネット回線の需要を見込み、ゲームを知り尽くしたGameWithによる、信頼性のある光回線を提供している。資本業務提携先であるアルテリア・ネットワークスのインターネット接続サービス、ノウハウを利用して運用することで、最大限のパフォーマンスを実現している。当第1四半期においては、3周年を迎えアプリの累計ダウンロード数が150万を超えるNFTゲーム「EGGRYPTO」について、初の他社IPコラボイベントを開催する等により、売上高は前年比で大きく成長した。光回線事業は、新規ユーザー獲得のためプロモーションを積極的に実施しており、順調に申込者数を獲得している。

2024年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.8%増の37.50億円、営業利益が同3.7%増の3.50億円、経常利益が同2.1%増の3.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.1%増の1.90億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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