１２日の米株式市場の概況、ＦＯＭＣ議事録受けＮＹダウは６５ドル高

　１２日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比６５．５７ドル高の３万３８０４．８７ドルと４日続伸した。
　
　この日、朝方に発表された米９月卸売物価指数（ＰＰＩ）は前月比０．５％上昇と予想（０．３％上昇）を上回った。ただ、８月の０．７％上昇からは低下した。また、午後に発表された９月開催分の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事録では、参加者の多くが経済の先行きを不透明と判断していることが判明した。不安定な地合いのなか、ＮＹダウ、ナスダック指数ともに底堅く推移した。市場では、明日の米９月消費者物価指数（ＣＰＩ）が関心を集めている。アップル<AAPL>やメタ・プラットフォームズ<META>、マイクロソフト<MSFT>が高く、エヌビディア<NVDA>や台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）<TSM>、アプライドマテリアルズ<AMAT>がしっかり。半面、テスラ<TSLA>やユナイテッドヘルス<UNH>が安く、エクソン・モービル<XOM>やジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>が値を下げた。

　ナスダック総合株価指数は９６．８３３ポイント高の１万３６５９．６７７と４日続伸した。

出所：MINKABU PRESS