PBR1解消が戻り足に、アクティブETFでゼロクーポン債的な投資妙味
PBR1倍割れ解消推進ETF<2080>が続伸、一時8円高の991円まで買われた。同銘柄は連動対象指標が存在しないアクティブETFで、PBRが1倍未満である銘柄のなかから投資銘柄を選定し組成されたもの。全体相場はバリュー株への利益確定売りが一巡し、大きく下げた高配当銘柄や低PBR銘柄に押し目買いの動きが活発化している。そうした流れを反映して、足もとでTOPIXの上昇率が日経平均を上回っている。PBR1倍割れETFは「1000円をスタート地点と考えれば、900円台はゼロクーポン債を拾っておくような感覚で中期スタンスに立って気軽に買いやすいという投資家心理も働く」(中堅証券ストラテジスト)という指摘がある。国内でも今後インフレ傾向が強まれば、会社の解散価値を下回るPBR1倍割れ銘柄は、自然に減少の方向に向かうケースが想定されるだけに、同ETFの先高期待につながりそうだ。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2023年10月06日 13時39分
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2023年10月06日 13時39分