新興市場銘柄ダイジェスト:AB&Cは大幅続伸、デコルテHDは急反発
<4431> スマレジ 2885 +243
大幅に4日ぶり反発。クラウドPOSレジ「スマレジ」の9月現在の有料プラン登録店舗数が前月比538店増の3万2459店だったと発表している。顧客管理にポイント管理などが付与された上位プラン「プレミアムプラス」が310店増の1万1174店となり、全体の伸びを牽引した。登録店舗数の堅調な増加が好感されていることに加え、前日までの続落で値頃感があることも買いにつながっているようだ。
<9251> AB&C 1157 +49
大幅に続伸。9月の国内既存店売上高が前年同月比0.8%増になったと発表している。前月は2.4%増だった。国内全店舗売上高は12.7%増(前月14.5%増)の23.62億円で、内訳は直営店舗が11.46億円(前年同月10.74億円)、FC店舗が12.16億円(同10.20億円)。AB&Company株は3日に直近安値(1060円)まで急落しており、自律反発に期待した買いも入っているとみられる。
<3556> リネットジャパン 598 +37
大幅に4日ぶり反発。子会社のリネットジャパンリサイクル(愛知県大府市)とSGホールディングス<9143>傘下のSGムービング(東京都江東区)が新たに5自治体(埼玉県嵐山町、愛知県稲沢市、同県北名古屋市、大阪府大阪狭山市、長崎県川棚町)と「連携と協力に関する協定」を締結したと発表している。自治体公認で家電リサイクル法指定品目を含む使用済み家電を自宅から回収する。協定を締結した自治体は合計で91となった。
<7372> デコルテHD 733 +73
急反発。9月の全社売上高(速報値)が前年同月比22.4%増になったと発表している。前月(3.4%増)から伸び率が拡大した。主力のフォトウェディングサービスの売上高は23.3%増(前月3.8%増)。撮影件数が26.6%増(同9.0%増)と大幅に伸長し、売上高の増加に寄与した。撮影単価も2.7%減となり、前月(4.8%減)から減少率が縮小している。
<4978> リプロセル 232 +14
大幅反発。米バイオテクノロジー企業のGameto社とリプロセルの再生医療用iPS細胞の提供及び同iPS細胞を活用した開発・応用を行う非独占的権利を付与する契約を締結したと発表している。Gameto社は体外受精と卵子凍結プロセスを改善するプログラムの開発と商品化にリプロセルの再生医療用iPS細胞を使用するようだ。本日は、同材料をポジティブ視する動きが広がっている。
<4264> セキュア 1939 +127
大幅続伸。クラウド受付システムを手掛けるRECEPTIONISTと協業し、両社サービスの連携を目指すことで合意したと発表している。RECEPTIONISTの受付システムとセキュアの入退室管理システムを連携させ、来客を決められたゾーンまで案内できるようにする。受付まで社員が出迎えに行かずに済み、無人化推進とセキュリティの向上を両立させる。
《NH》
提供:フィスコ