日経平均寄与度ランキング（大引け）～日経平均は大幅に5日続落、ファーストリテと東エレクで約123円分押し下げ

4日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり13銘柄、値下がり212銘柄、変わらず0銘柄となった。

日経平均は大幅に5日続落。3日の米株式市場でダウ平均は430.97ドル安、ナスダック総合指数は-1.86％と大幅に下落。8月JOLTS求人件数が予想に反して増加し、長期金利の急伸が売りを誘発した。また、つなぎ予算を成立させ政府機関の閉鎖回避にこぎつけたマッカーシー下院議長が解任されたことも先行き不透明感を強めた。米国株の急落を受けて日経平均は472.91円安からスタート。時間外取引の米10年債利回りが一段と上昇するなかリスク回避の売りが膨らみ、前場から600円超の下落となった。後場は日本銀行の上場投資信託（ETF）買い観測から下げ渋る場面もあったが、買い戻しは続かず再び軟化。香港株の下落や時間外取引の米株価指数先物の失速を背景に取引終盤には手仕舞い売りが広がり、日経平均は一時30500円を割り込む場面があった。

大引けの日経平均は前日比711.06円安の30526.88円となった。東証プライム市場の売買高は20億2967万株、売買代金は4兆4589億円だった。セクターでは輸送用機器、鉄鋼、銀行を筆頭に全面安となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の92％、対して値上がり銘柄は7％だった。

値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約61円押し下げた。同2位は東エレク<8035>となり、アドバンテ<6857>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、TDK<6762>、NTTデータ<9613>などがつづいた。

一方、値上がり寄与トップはエムスリー<2413>となり1銘柄で日経平均を約4円押し上げた。同2位はリクルートHD<6098>となり、資生堂<4911>、オリンパス<7733>、ヤマハ<7951>、OLC<4661>、花王<4452>などがつづいた。

*15:00現在

日経平均株価　　30526.88(-711.06)

値上がり銘柄数　 13(寄与度+19.05)
値下がり銘柄数　212(寄与度-730.11)
変わらず銘柄数　　0

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<2413> エムスリー 2663.5 60 +4.80
<6098> リクルートHD 4650 45 +4.50
<4911> 資生堂 5277 115 +3.83
<7733> オリンパス 1905.5 10 +1.33
<7951> ヤマハ 4039 37 +1.23
<4661> OLC 4842 35 +1.17
<4452> 花王 5453 23 +0.77
<4543> テルモ 3842 5 +0.67
<6753> シャープ 912 8.2 +0.27
<6861> キーエンス 54790 80 +0.27
<4506> 住友ファーマ 510.1 4.2 +0.14
<2501> サッポロHD 4760 11 +0.07
<4751> サイバー 779.3 0.6 +0.02

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 31360 -620 -61.94
<8035> 東エレク 19360 -615 -61.44
<6857> アドバンテス 4034 -212 -56.48
<9984> ソフトバンクG 6074 -129 -25.77
<7203> トヨタ自 2477.5 -127.5 -21.23
<6762> TDK 5260 -201 -20.08
<9613> NTTデータG 1877 -114 -18.98
<7267> ホンダ 1554.5 -90.5 -18.08
<4063> 信越化 4217 -92 -15.32
<6902> デンソー 2245 -113.5 -15.12
<8015> 豊田通商 7888 -405 -13.49
<4568> 第一三共 3945 -112 -11.19
<4519> 中外薬 4391 -110 -10.99
<6920> レーザーテック 22310 -790 -10.52
<6971> 京セラ 7175 -139 -9.26
<7269> スズキ 5457 -269 -8.96
<8830> 住友不 3542 -241 -8.03
<8058> 三菱商事 6684 -236 -7.86
<8001> 伊藤忠 5080 -225 -7.49
<6988> 日東電 9317 -219 -7.29

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