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話題株ピックアップ【昼刊】:さくらネット、タカトリ、弁護士COM

■さくらインターネット <3778>  1,264円  +97 円 (+8.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 さくらインターネット<3778>が寄り付き大きく買い優勢に傾き気配値でのスタート、全般軟調地合いに抗して4日ぶりに切り返す展開となっている。独立系のデータセンター大手だが、近年はクラウドサービス事業に経営の重心を移し売上高の過半を占める状況となっている。6月中旬に経済産業省からクラウド基盤の整備を目的とした「クラウドプログラム」の供給確保計画で認定を受け話題を集めた経緯があるが、2日の日経新聞電子版が、同社が「ガバメントクラウド(政府クラウド)」に参入する方針を固めたと報じ、これが改めてマーケットの視線を集める形となった。デジタル庁から認定を受け、24年度のサービス開始を目指す方針が伝わっており、国策に乗る同社の業容拡大に対する期待が買いを呼び込んでいる。

■タカトリ <6338>  5,520円  +310 円 (+6.0%)  11:30現在
 タカトリ<6338>が急反発している。2日の取引終了後、海外企業からパワー半導体向け新型大口径SiC材料切断加工装置の大口受注を獲得したと発表したことが好感されている。受注金額は約13億6600万円で、24年9月期に売り上げ計上する予定。なお、24年9月期業績予想は11月10日に発表予定としている。

■弁護士ドットコム <6027>  4,830円  +70 円 (+1.5%)  11:30現在
 弁護士ドットコム<6027>が反発している。2日の取引終了後、判例データベース「判例秘書」などを提供するエル・アイ・シー(東京都港区)の全株式を取得し子会社化したと発表しており、好材料視されている。弁護士COMでは、中長期的な企業価値の向上に向けて、あらゆるリーガルデータを学習させた日本初の法律特化の独自LLM(大規模言語モデル)「リーガルブレイン」の構築を重要な戦略の一つと位置づけており、今回の子会社化は「判例秘書」の判例データの獲得や弁護士向け事業の盤石化、リーガルブレイン構想による事業展開などのシナジーが期待できると判断したという。

■京都FG <5844>  8,734円  +98 円 (+1.1%)  11:30現在
 京都フィナンシャルグループ<5844>が高い。2日の取引終了後、株主優待制度を導入すると発表したことが好材料視されている。京都銀行の優待を引き継ぎ、毎年3月31日時点で2単元(200株)以上保有する株主に対し、自社グループが運営するオンラインショップで利用できる優待券4000円相当、または商品3000円相当を贈呈するとしている。

■しまむら <8227>  15,070円  +155 円 (+1.0%)  11:30現在
 しまむら<8227>が底堅い。2日の取引終了後、24年2月期第2四半期累計(2月21日~8月20日)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比5.1%増の3168億3800万円、営業利益は同4.3%増の301億7300万円となった。ともに計画を上回り、営業利益は減益予想から一転、増益で着地した。全体相場が軟調ななかで株価の下支え効果をもたらしたようだ。主力のしまむら事業では猛暑対応の商品をはじめ、アウター衣料、実用品が好調だった。生産国の比率見直しも、仕入れ原価の上昇抑制につながった。

■リクルート <6098>  4,626円  +36 円 (+0.8%)  11:30現在
 リクルートホールディングス<6098>が堅調。2日の取引終了後、自社株公開買い付け(TOB)の実施を発表した。TOPPANホールディングス<7911>がTOBに応募する。上位株主による市場への株式放出に伴う潜在的な需給悪化懸念が和らいだと受け止められたほか、政策保有株の圧縮への取り組みが進んだことへの評価もあって、株価の支えとなった。リクルートは1300万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.78%)を上限に、1株4148円で自社株TOBを実施する。買い付け価格の総額は最大約539億2400万円で、取得期間は10月3日から10月31日まで。TOPPANは保有するリクルート株2510万株のうち、同社の自社株TOBに対して1000万株を応募する。同時にリクルートは、円以外の待機資金の効率的な運用を目的に、アイルランドに子会社を設立することも発表した。

■ネクステージ <3186>  2,005円  -208 円 (-9.4%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 ネクステージ<3186>が大幅続落した。2日の取引終了後、23年11月期第3四半期累計(22年12月~23年8月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正した。最終利益の見通しは172億円から126億円(前期比9.3%減)に引き下げた。増益予想から一転して減益となる見込みとなり、嫌気されたようだ。売上高の見通しは5000億円から4600億円(同10.0%増)に引き下げた。ビッグモーター(東京都多摩市)の不正問題で中古車業界に対する批判的な見方が強まるなか、9月以降はネクステージに関しての一連の報道を受けて、同社店舗への来店客数が減少。中古車の販売が想定を下回る見込みとなった。一方、年間配当予想は32円を据え置いた。第3四半期累計の売上高は前年同期比20.7%増の3492億2300万円、最終利益は同0.9%減の102億3600万円だった。

■瑞光 <6279>  1,117円  -112 円 (-9.1%)  11:30現在  東証プライム 下落率2位
 2日に決算を発表。「今期経常を一転35%減益に下方修正」が嫌気された。
 瑞光 <6279> [東証P] が10月2日大引け後(16:00)に決算を発表。24年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常損益は5.1億円の黒字(前年同期は1億円の赤字)に浮上して着地した。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の28.3億円→14.5億円(前期は22.1億円)に48.8%下方修正し、一転して34.7%減益見通しとなった。
  ⇒⇒瑞光の詳しい業績推移表を見る

■象印マホービン <7965>  1,683円  -120 円 (-6.7%)  11:30現在  東証プライム 下落率5位
 象印マホービン<7965>は急反落。2日の取引終了後に23年11月期第3四半期累計(22年11月21日~23年8月20日)の決算を発表。売上高が前年同期比同水準の619億3800万円だった一方、営業利益が同8.1%減の42億300万円と減益で着地しており、これが嫌気されている。円安の影響で海外売上高の円換算額が増え、全体の売上高を支えた。一方、利益面では原材料価格の上昇や円安による輸入コスト増加に対する価格転嫁を進めたものの、販管費が増加し減益を余儀なくされた。

■エニマインド <5027>  880円  -30 円 (-3.3%)  11:30現在
 AnyMind Group<5027>が3日ぶりに反落。同社は9月25日に株式売り出しを発表したが、この日から売り出し価格決定期間に入っており警戒感が出ているようだ。既存株主による445万2200株とオーバーアロットメ ントによる上限66万7800株の売り出しを実施する。

■ダイセキ <9793>  3,985円  -55 円 (-1.4%)  11:30現在
 ダイセキ<9793>が反落している。2日の取引終了後、24年2月期連結業績予想について、売上高を620億円から660億円(前期比12.6%増)へ、営業利益を131億円から142億円(同11.7%増)へ、純利益を84億円から88億円(同1.5%増)へ上方修正したが、材料出尽くし感から売られているようだ。ダイセキ単独の売上高・営業利益が過去最高を更新したことに加えて、ダイセキ環境ソリューション<1712>の業績が計画を上回って推移していることや、ダイセキMCRが手掛ける鉛リサイクル事業の採算が、円安による鉛販売価格の高止まりなどにより計画から大きく改善していることなどが要因としている。同時に発表した第2四半期累計(3~8月)決算は、売上高357億6600万円(前年同期比26.0%増)、営業利益77億5200万円(同24.1%増)、純利益47億8000万円(同10.3%増)だった。

■アドバンテスト <6857>  4,263円  -38 円 (-0.9%)  11:30現在
 アドバンテスト<6857>が全般下げ相場のなかで頑強な値動きを示しているほか、ディスコ<6146>も前日終値近辺で売り物をこなしている。日経平均は一時500円近い下げ幅をみせているが、半導体主力株は総じて底堅さが観測される状況にある。前日の米国株市場ではNYダウが続落したものの、エヌビディア<NVDA>が3%近い上昇をみせるなど戻り足を明示、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4日続伸と底入れの動きをみせている。半導体市況の低迷が続いているものの、生成AI市場の急拡大でデータセンター向け半導体需要は高水準で、来年以降の回復を先取りする動きが出始めているようだ。東京市場でもアドテストやディスコなど後工程の製造装置メーカーで、生成AI向けで商機が高まっている銘柄を中心に押し目を拾う動きが観測される。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,201円  -49 円 (-0.8%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>は強弱観対立も上値の重い展開で、6200円近辺で弱含みに推移する展開をみせている。前日の米国株市場では長期金利の上昇を背景にNYダウが終始軟調な展開を示したが、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は相対的に強さを発揮し、4日続伸となった。ナスダック市場と株価連動性の高い同社株にとっては追い風となるが、一方で同市場に上場する同社傘下の英半導体設計アーム<ARM>の株価が軟調展開を続けており、9月14日に新規上場してから直近まで前日終値を上回った日はわずか2営業日しかない状況。これに連動するようにソフトバンクGも冴えない値動きを強いられている。

■三菱UFJ <8306>  1,287.5円  -0.5 円 (0.0%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが売り物に押され軟調な展開で始まった。欧米で長期金利の上昇が顕著となっており、国内でも10年債利回りが前日時点で0.775%まで水準が切り上がり1%台が徐々に視界に入ってきた。運用環境の改善期待から銀行株には買いが入りやすい環境にあるが、全体相場がリスクオフの地合いで目先利食い急ぎの動きがでている。直近、同社は傘下の三菱UFJ銀行が、外資系ファンドの需要に応える形で不動産向けの劣後ローンに参入すると伝わったが、これを材料視する動きはみられないようだ。

■リヒトラブ <7975>  1,116円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   11:30現在
 リヒトラブ<7975>がストップ高の水準となる前営業日比150円高の1116円に買われ、年初来高値を更新した。同社はファイルやクリアブックなど事務用品を手掛ける。2日の取引終了後に24年2月期の連結業績予想の修正を発表。最終損益の黒字額の見通しは2億2000万円から1億2000万円に下方修正した。前期は2400万円の最終赤字だった。原材料高と円安による輸入コスト増の影響を受けながらも、最終黒字を確保する見通しを示したことが、買い安心感をもたらしたようだ。今期の売上高の見通しは据え置いた。8月中間期の売上高は計画に対し未達となり、営業・経常・最終損益は黒字予想から一転して赤字で着地した見込みという。もっとも、新製品の積極的な投入や海外向けの売り上げ増は業績を下支えする要因となったようだ。通期の業績予想には、コスト上昇分の販売価格への転嫁による効果も織り込んでいるが、これまでの予想には至らないと判断し、利益の見通しを引き下げたとしている。

■アクセスHD <7042>  1,121円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   11:30現在
 アクセスグループ・ホールディングス<7042>がストップ高水準の1121円に買われている。2日の取引終了後、プロネクサス<7893>と業務提携すると発表しており、これが好感されている。企業の人事部門やIPO準備・IR活動強化を検討する企業へのコンサルティングサポートを強化する。また、両社の経営資源を組み合わせたサービスの共同開発などを検討していく。

●ストップ高銘柄
 KTC <5966>  2,718円  +500 円 (+22.5%) ストップ高   11:30現在
 ケーヨー <8168>  1,121円  +150 円 (+15.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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