【市況】東京株式(前引け)=大幅続落、一時500円近く下げる場面も
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲にリスクを回避する売りが優勢となった。日経平均株価は安く始まった後も下値を模索する展開で、一時500円ほど下落する場面もあった。前日は欧州株市場が全面安だったほか、米国株市場でもNYダウが続落するなど買い手控え感が強い地合いだった。欧米ともに長期金利の上昇を嫌気する形で売りがかさんでおり、東京市場でもこの流れを引き継ぐ形で見送りムード一色に染まっている。業種別では鉱業、石油、非鉄など資源関連株の下げが目立つ。値下がり銘柄数は1400近くに及び全体の76%を占めた。
個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>などが安く、トヨタ自動車<7203>も軟調。三菱商事<8058>、INPEX<1605>など資源関連も売られた。三菱重工業<7011>が値を下げ、日本製鉄<5401>も軟調。ネクステージ<3186>が急落、ダイセキ環境ソリューション<1712>の下げも目立つ。半面、リクルートホールディングス<6098>が堅調、ソニーグループ<6758>も底堅い。さくらインターネット<3778>が値上がり率トップに買われたほか、リズム<7769>、ブロードリーフ<3673>なども値を飛ばした。
出所:MINKABU PRESS