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【市況】株価指数先物【昼】 ハンセン下落でショートを入れやすくなる


 日経225先物は11時30分時点、前日比460円安の3万1360円(-1.44%)前後で推移。寄り付きは3万1650円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1610円)にサヤ寄せする形で売りが先行した。寄り付き直後に付けた3万1660円を高値に下へのバイアスが強まり、一気に3万1300円水準まで売られた。売り一巡後は同水準で下げ渋る動きも見られたが、終盤にかけて一時3万1250円まで下落幅を広げた。

 日経225先物は寄り付き後ほどなくしてボリンジャーバンドの-2σを割り込んだことで、8月安値の3万1000円をターゲットとした、ショートを仕掛ける動きに向かわせたようである。香港ハンセン指数が2.8%近く下落していることもショートを入れやすくさせたとみられる。ボリンジャーバンドの-3σは3万1100円処に位置しており、8月安値水準が意識されるものの、短期的なショートの動きと考えられ、後場はショートカバーを意識しておきたいところだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.68倍に低下した。前日に上値抵抗線として意識される25日移動平均線に接近しており、いったんは跳ね返されやすい水準だろう。

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