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株価指数先物【寄り前】 米政府機関の閉鎖回避で押し目待ち狙いのロング対応


大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 31800 -220 (-0.68%)
TOPIX先物 2321.5 -12.0 (-0.51%)
シカゴ日経平均先物 31825 -195
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 29日の米国市場はNYダウ S&P500が下落した一方で、ナスダックは上昇。朝方発表された8月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、食品とエネルギーを除くPCEコア価格指数が前月比0.1%上昇と予想ほど伸びなかった。この結果を受けて、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げは見送られるといった見方から、買い先行で始まった。ただし、買い一巡後は米政府機関の閉鎖懸念からNYダウは下落に転じた。S&P500業種別指数は耐久消費財・アパレル、自動車・同部品、半導体・同製造装置が上昇した半面、エネルギー、保険、ヘルスケア機器・サービスが下落。

 シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、大阪比195円安の3万1825円だった。日経225先物(12月限)は日中比30円安の3万1990円で始まり、その後は緩やかなリバウンドを継続し、米国市場の取引開始直前には3万2130円まで買われた。買い一巡後は軟化し、3万1930円~3万2020円辺りで保ち合ったが、このレンジを下放れると中盤にかけて一時3万1740円まで売られた。終盤にかけては買い戻しが見られたものの戻りは鈍く、3万1800円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の展開が意識されそうだ。ただし、30日、米政府機関の閉鎖を回避するため45日分の「つなぎ予算」案が米上下両院で可決され、バイデン米大統領は同日、つなぎ予算案に署名した。米政府機関の閉鎖がぎりぎりで回避されたことで、週明けの米国市場の上昇が意識されやすく、東京市場は初動反応として買い優勢の展開となる可能性がある。

 日経225先物は、29日の取引終了後のナイトセッションで米PCEの結果を手掛かりに一時3万2130円まで上昇する場面も見られたが、その後は米政府機関閉鎖への警戒から軟化し、3万1800円で取引を終えていた。ボリンジャーバンドの-1σ(3万2040円)と-2σ(3万1640円)のレンジ内での推移を見せているが、-1σを捉えてくるロングの動きが入りやすいだろう。

 3万2000円水準で底堅さがみられるようだと、75日移動平均線が位置する3万2390円辺りが目先的なターゲットとなるため、オプション権利行使価格の3万1875円から3万2375円辺りのレンジを想定する。つなぎ予算可決による反応が鈍いようだと、次第に戻り待ち狙いのショートを誘う可能性がある。日中はグローベックスの米株先物を睨んでの展開となりそうだが、先週の半期末に伴う需給要因を通過したことで、下期入りによる新規資金の流入が意識されやすく、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせそうだ。

 VIX指数は17.52(前日は17.34)に上昇した。前週からの上昇基調が継続し、27日には19.71まで切り上がる場面が見られた。週末はPCEの結果を受けて一時15.83まで低下したものの、その後の切り返しで200日線水準を回復していた。米政府機関の閉鎖が回避されたことで再び低下傾向をみせてくる可能性があり、ややリスク選好に傾きやすい。

 先週末のNT倍率は先物中心限月で13.72倍に上昇した。下向きのトレンドが継続しているものの、28日に13.55倍まで低下し、1月16日に付けた年初来安値の13.62倍を下回っていた。安値更新によって、いったんは6月16日の高値14.69倍からの下降トレンドに対する修正の動きがみられてくる可能性があり、NTロングが入りそうだ。

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