【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 サイボウズ、アステリア、ペイクラウド (20日大引け後 発表分)
サイボウズ <日足> 「株探」多機能チャートより
6月20日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
サイボウズ <4776> [東証P] ★今期経常を一転20%増益に上方修正・最高益更新へ
◆24年12月期の連結経常利益を従来予想の31.4億円→42.9億円に36.7%上方修正。従来の12.2%減益予想から一転して20.0%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。クラウドサービスの価格体系改定や為替変動の影響などに加え、人件費など年内に費消しない費用が積み上がってきたことも織り込んだ。
アステリア <3853> [東証P] ★非開示だった今期営業は黒字浮上へ
◆非開示だった25年3月期の業績予想は連結営業損益が3.7億円の黒字(予想レンジ中値、前期は36.4億円の赤字)に浮上する見通しとなった。主力製品「Warp」がデータ連携ニーズの拡大基調やサポート価格の刷新で増収となるほか、成長中の「Platio」も残業規制などによる業務効率化の需要を捉えて伸びる。営業利益はソフトウェア事業の営業利益予想5.5億円を上限値、企業投資事業損益の大きな変動要因であるゴリラ・テクノロジー・グループ<GRRR>の下方リスクを勘案した2億円を下限値に設定。
併せて、従来未定としていた期末一括配当は5円(前期は6.5円)実施する方針とした。
ペイクラウド <4015> [東証G] ★今期営業を35%上方修正
◆24年8月期の連結営業利益を従来予想の2億円→2.7億円に35.0%上方修正。増益率が22.7%増→65.6%増に拡大する見通しとなった。第3四半期のデジタルサイネージ関連事業における受注が想定より伸びたことに加え、クラウドポイントとの経営統合によって発生したのれん償却額が想定を下回ったことなどが上振れの要因。
QBNHD <6571> [東証P] ★今期配当を5円増額修正
◆24年6月期の期末一括配当を従来計画の22円→27円(前期は20円)に増額修正した。業績が堅調に推移していることを踏まえ、株主への利益配分を増やす。権利付き最終日の26日を目前に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。
株探ニュース