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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 エコーTD、住石HD、アダストリア (29日大引け後 発表分)

エコーTD <日足> 「株探」多機能チャートより

 9月29日(金)の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 エコーTD <7427> [東証S] ★今期経常を88%上方修正・14期ぶり最高益、配当も4円増額
 ◆24年2月期の連結経常利益を従来予想の9.5億円→17.8億円に87.5%上方修正。増益率が6.4%増→99.4%増に拡大し、14期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。新型コロナウイルス感染症による行動制限が解除され消費活動が活発になったことに加え、価格改定による商品単価の上昇、ライフステージや機能性に着目した高付加価値商材の拡大で売上が計画を上回ったことが寄与。在庫管理の徹底や配送ルートの最適化など継続的なローコストコントロールも利益拡大につながった。
 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の24円→28円に増額修正した。

 住石HD <1514> [東証S] ★今期経常を一転59%増益に上方修正・最高益更新へ
 ◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の36.9億円→59億円に59.9%上方修正。従来の0.8%減益予想を一転して58.6%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。主力の石炭販売で市況軟化したことにより売上は計画を大きく下回るものの、豪州ワンボ炭鉱からの受取配当金が想定を上回ったことが利益を大きく押し上げた。

 アダストリア <2685> [東証P] ★今期経常を30%上方修正・14期ぶり最高益、配当も15円増額
 ◆24年2月期の連結経常利益を従来予想の140億円→182億円に30.0%上方修正。増益率が16.4%増→51.3%増に拡大し、14期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。コロナ禍からの経済活動の正常化が想定以上に進んだことに加え、商品企画や商品価格の見直しが奏功し、収益を押し上げた。
 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の65円→80円(前期は60円)に増額修正した。

 岡山製紙 <3892> [東証S] ★6-8月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地
 ◆24年5月期第1四半期(6-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.2倍の4.5億円に急拡大して着地。主力の板紙事業で製品価格の値上げが浸透したことが利益拡大につながった。上期計画の4.8億円に対する進捗率は94.6%に達しており、上振れが期待される。

 ヤマウHD <5284> [東証S] ★上期経常を61%上方修正・2期ぶり最高益更新へ
 ◆24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の4.2億円→6.7億円に60.7%上方修正。増益率が47.9%増→2.4倍に拡大し、2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。大口のJV土木工事が想定以上に進捗したことで売上が計画を上回ったことが寄与。製造原価と一般管理費の削減に加え、高騰する資材・原材料価格の販売価格への転嫁が進んだことなども利益を押し上げた。

 アズビル <6845> [東証P] ★上期経常を一転31%増益に上方修正・2期ぶり最高益更新へ
 ◆24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の97億円→129億円に33.0%上方修正。従来の1.4%減益予想を一転して31.2%増益を見込み、一気に2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。ビルディングオートメーション事業で下期の業務負荷低減を勘案した改修案件とサービス分野での工期の前倒しなどの施策が奏功した。為替の円安による為替差益の発生や受取損害賠償金の計上も利益を押し上げた。
 同時に、10月31日付で発行済み株式数の1.5%にあたる219万2700株の自社株を消却すると発表した。

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