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米国株式市場見通し:FOMCに注目


 

来週は連邦公開市場委員会(FOMC)が開催予定で注目だ。市場はFRBがこの会合で政策金利を据え置き、今までの利上げによるインフレや経済への影響をさらに見極めていく方針を示すと見ている。ただ、原油価格が再び上昇基調にあり、最新8月消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)は前月比で再び加速した。インフレ鈍化が遅れ、ピーク金利が引き上げられる可能性には警戒だ。

9月に入っても原油価格は続伸し年初来高値を更新している。石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産計画に加えて、米当局が戦略石油備蓄(SPR)を積み増す購入計画を表明しており、1バレル=100ドルも視野に入ったとの見方も強い。今年に入ってのインフレ鈍化は原油価格の下落が主な要因で、今後、原油価格の上昇に連れてインフレ制御が一段と困難になる可能性には要注意だろう。年内の追加利上げへの警戒感は払しょくせず、相場の上値を引き続き抑制すると思われる。

今後の利上げ軌道を確かめるため、パウエル議長の会見や米連邦準備制度理事会(FRB)の最新スタッフ予測にも注目だ。インフレや金利見通しが引き上げられた場合は売り圧力になるだろう。

経済指標では、9月NAHB住宅市場指数(18日)、8月住宅着工件数・建設許可件数(19日)、週次新規失業保険申請件数、9月フィラデルフィア連銀景況指数、8月中古住宅販売件数(21日)、9月製造業・サービス業・総合購買担当者景気指数(PMI)(22日)、などが予定されている。なお、FRBは19日から20日の2日間にわたりFOMCを開催予定。

主要企業決算では自動車部品会社のオートゾーン(19日)、運送会社のフェデックスや住宅建設のKBホームズ、食品会社のゼネラル・ミルズ(20日)、レストラン運営のダーデン・レストランツ(21日)などが予定されている。企業のマクロ経済への懸念は根強く、売り上げ減の悲観的な見通しには警戒だ。

(Horiko Capital Management LLC)

《FA》

 提供:フィスコ

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