ジャストプランニング---2Q増収・大幅な増益、ASP事業の売上高・利益ともに増加
ジャストプランニング<4287>は14日、2024年1月期第2四半期(23年2月-7月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.8%増の10.27億円、営業利益が同22.6%増の2.46億円、経常利益が同18.7%増の2.48億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同178.2%増の1.70億円となった。ASP事業の売上は前年同期比5.4%増の5.03億円、セグメント利益は同18.4%増の3.91億円となった。主力サービスの「まかせてネット」は外食店舗におけるPOSシステム、勤怠管理システム、発注システム等の情報を、同社ASPセンターで受信し、各企業データシステムへと展開して、売上管理・勤怠管理・発注管理等の本部システムを稼動させ、外食本部からは、インターネット経由で同社ASPセンターにアクセスすることにより本部システムを利用することが出来る仕組みとなっている。また、本部システムの利用に伴い発生するデータの更新等のメンテナンス業務や、店舗システムのリモートサポート業務等の付帯業務をアウトソーシング業務として代行していることが特徴としてあげられる。また、「まかせてネット」シリーズとして、「まかせてネットEX」、「まかせてタッチ」の拡販・運営を行っている。また、飲食事業のテイクアウト業態向けのスマートフォンアプリケーション「iToGo」事業を2020年8月1日に譲受、事業展開を開始した。テイクアウト業態が拡大する中で、同社グループでは、顧客の多様なニーズに合わせて、スマートフォンアプリケーションの機能を拡大し、店舗管理システム「まかせてネット」との連携を強化している。当第2四半期累計期間において、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限の緩和が進み、外食産業における店舗営業が再開しつつあり、顧客の多様なニ-ズに合わせたシステム化提案等柔軟な対応を推進してきた。システムソリューション事業の売上は同28.0%減の0.33億円、セグメント利益は同28.2%減の0.10億円となった。業務内容は、外食業界の業務システムにおけるソフトウェア受託開発、POSシステム導入におけるシステム設定作業やシステム運用・業務コンサルティングやそれに伴うハードウェア導入、当社POSシステムユーザーに対する消耗品販売等を行っているPOSシステムソリューションから構成されている。当第2四半期累計期間において、外食業界の店舗営業が再開され需要の回復が見られるが、システム設備投資の進捗は依然として不透明な状況にある。物流ソリューション事業の売上は同1.3%増の3.73億円、セグメント利益は同12.0%増の0.52億円となった。外食チェーン企業等に対する物流ソリューションやマーチャンダイズソリューション、本部業務代行等のソリューションサービス事業を展開している。当第2四半期累計期間において、物流活動も行動制限の緩和等により回復傾向にある。太陽光発電事業の売上は同0.2%増の0.58億円、セグメント利益は同23.0%増の0.36億円となった。2015年2月より栃木県那須塩原市、栃木県那須町にて2拠点、2016年2月より宮城県仙台市にて1拠点において、太陽光発電設備による電力会社への売電事業を行っている。その他事業の売上は同20.9%増の0.58億円、セグメント利益は同17.0%増の0.45億円となった。2009年8月より、直営の外食店舗を運営している。同社社員による運営により、店舗運営ノウハウの社員研修、情報システム開発、新システムのテストマーケティング等に活用している。当第2四半期累計期間において、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限の緩和を受けて、店舗営業を通常営業時間にて運営した。2024年1月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.2%増の21.72億円、営業利益が同27.3%増の5.00億円、経常利益が同24.2%増の5.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同67.4%増の3.45億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ