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3744 サイオス

東証S
388円
前日比
+5
+1.31%
PTS
387.3円
10:10 11/25
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.0 3.25 2.58 25.61
時価総額 34.4億円
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サイオス Research Memo(3):「LifeKeeper」が回復、「Gluegentシリーズ」も着実に成長


■サイオス<3744>の業績動向

2. 事業セグメント別の動向
(1) オープンシステム基盤事業
オープンシステム基盤事業の売上高は前年同期比16.2%増の4,999百万円、営業利益は同270.2%増の56百万円と2期ぶりの増収増益に転じた。前年同期は半導体不足の影響でハードウェアの調達が困難となり、Red Hat,Inc.関連商品を中心に売上が低迷したが、2023年12月期第2四半期累計では半導体不足が解消した。また、企業の活発なIT投資を背景に売上高は過去最高に迫る水準まで回復し、セグメント利益も人件費や開発費の増加を増収効果で吸収したため、増益となった。

売上高のうち、Red Hat,Inc.関連商品は好調に伸長し、自社製品である「LifeKeeper」についてもオンプレミス向けの復調に加え、クラウド向けも企業のクラウドシフトを背景に伸長し、堅調な増収となった。海外売上高も、円安に加えて「LifeKeeper」のオンプレミス向けやサブスクリプションが伸長したことから、前年同期比10.5%増の416百万円と増収基調が続いた。

(2) アプリケーション事業
アプリケーション事業の売上高は前年同期比3.8%増の3,060百万円、営業損失は169百万円(前年同期は246百万円の損失)となった。人件費の増加やMed Tech事業を中心とした新製品・サービスの研究開発投資の増加により損失計上が続いたが、増収によって損失額は縮小した。

売上高は、地域金融機関を主要顧客とする金融機関向け経営支援システムの減収が続いたものの、API関連や証券系業務システム案件を中心にシステム開発・構築支援サービスが好調な増収となった。また、「Gluegentシリーズ」も契約件数の増加により順調な増収となったことで、全体では3期ぶりの増収となった。とりわけAPI関連事業については、クラウドサービス市場の拡大が続くなか、API連携に関するコンサルティングニーズが高まっており、売上高は前年同期比46.0%増と大きく伸長した。

新製品として2022年にリリースした精神科病院向け電子カルテサービス「INDIGO NOTE」については、製品の監修・設計に携わっている医療法人社団成仁が運営する病院に導入しており、現場の要望をもとに、本格販売の開始に向けてUIの改善や機能の追加等を行っている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《YI》

 提供:フィスコ

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