BeeX Research Memo(6):2024年2月期通期は小幅の増益予想が上振れの可能性
■今後の見通し
BeeX<4270>の2024年2月期通期の業績(非連結)予想は期初計画を据え置いて、売上高が前期比20.0%増の6,910百万円、営業利益が同6.0%増の427百万円、経常利益が同3.9%増の425百万円、当期純利益が同4.0%増の311百万円としている。各サービスとも順調に拡大して増収増益予想としている。サービス別売上高はクラウドインテグレーションが同13.3%増の1,866百万円、MSPが同15.0%増の754百万円、クラウドライセンスリセールが同24.1%増の4,290百万円、売上総利益は同23.7%増の1,301百万円、販管費は同34.7%増の874百万円の計画としている。
イベント出展など認知度向上に向けたマーケティング強化戦略に伴う営業費用の増加、エンジニアや営業など人材採用・育成戦略強化に伴う人件費・採用費・教育費の増加(中途採用拡大に加えて、2025年4月入社より新卒採用開始予定)などを考慮して、利益面は小幅な増益にとどまる会社予想としている。ただし、第1四半期の進捗率が順調(売上高は24.3%、営業利益は35.7%)だったことに加えて、下期に向けてストック売上が積み上がることなども勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高いだろうと弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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提供:フィスコ