三菱UFJなど銀行株が堅調、大手行は国内住宅ローン固定金利を引き上げ
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が反発。三井住友フィナンシャルグループ<8316>やみずほフィナンシャルグループ<8411>など銀行株が堅調に推移している。大手銀行が8月31日、9月適用分の住宅ローン金利を相次いで発表し、固定10年の基準金利を引き上げた。日銀による長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用柔軟化を受け、国内の市中金利の先高観が広がるなか、主要行による住宅ローン固定金利の引き上げが事業環境の好転を巡る思惑を誘ったようだ。加えて、日本経済新聞電子版が9月1日、「金融庁と日銀は年内にも銀行の企業向け融資の詳細なデータを常に把握できるようにする」と報じた。銀行業の事業リスクの軽減につながるとの見方をもとにした買いも入ったとみられている。スルガ銀行<8358>や筑波銀行<8338>、千葉興業銀行<8337>も高い。
出所:MINKABU PRESS
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